ドル円の日足と週足から

 [2012-11-11] 週末は如何お過ごしでしょうか?私は「チャートが動いていない」と言う事を体が納得できないようで、週末になってもついつい普段チャートを表示されているモニターに目をやってしまいます。

 そんな日常生活で全く役に立たない癖がついてしまうのがトレーダーなのですが、週末も欠かさず行っている事はやはりニュースの確認ですね。

 週末には、特にトレードとは全く関係の無いニュースも読んだりするのですが、特に来週を見ていく上で重要になるのではないか?と思えるようなニュースには注目するようにしています。

 さて、では余談はここまでにして、そろそろ本題のFXについて書いていきたいと思いますが、今日はいつものように日足から相場を見ていくのではなくて、週足から紹介していきたいと思います。

ドル円2012年11月11日時点の週足チャート

 なぜ、今週は週足から紹介するのかは後で紹介させて頂くとして、まず上のチャートを見て頂けると分かりますが、今週の週足は前週の陽線下値を抜けるほどの下押しがありました。

 見方によっては「前週の相場上昇を完全に否定している」と言う目線でも見る事ができると思いますが、今回白い○で付けた箇所を見て頂けると分かると思いますが、比較的に前週と面合わせになっているローソクが発生した場合には、そこが天井となっているケースが散見されています。

 こうやって週足を見ていると、どうも高値追いがしんどいように見えてくるのは私だけでしょうか?

 最近のFXブログでは高値追いに行くと言う事について色々と書いておりましたが、この週足を見てしまうと今回の高値が硬いような気がしてきてしまいます。

 ただ、1つ気になっているのは、この高値で反発を見せると仮定して、ここから下に落ちていくとするならば、週足レベルでのレンジ相場になってくることになります。

 この位置でのレンジとなるのかな?と半信半疑な気持ちがどうしても生まれてきてしまいます。

 そこで、ドル円の日足に目線を少し狭くしてチャートから何か得られないのか見ていきたいと思います。

ドル円の日足チャートは強気に?

 さて、ではドル円の日足チャートにて見ていきたいと思いますが、まずは現在の日足チャートがどのようになっているかを見て頂きましょう。

ドル円2012年11月11日時点の日足チャート

 少し抜けてしまいましたが、綺麗な反発が起こりつつあるように見えてしまいます。

 79円をバックにして、長い下髭を付けた陽線で、さらには下値はトレンドラインにサポートされていると言う高値目指しを起こしそうな状況のように見えます。

 ここで疑問になってしまうのが、週足は落ちるように見えましたが日足に移ってみるとこれから上値を試しにいくような展開に見えてしまいます。

 この反発は11月10日分の本邦系の輸入筋の動きを警戒しての買い上げだと個人的には考えているのですが、そうすると月曜日は日本時間前半は高値追いになってくるのかな?と言う感想で見ています。

 高値追いをした場合にはやはり80円が1つの基準になってくると思うのですが、もし何かの材料が出て80円を追いかける展開になるとするのであれば、80.50~80.8に溜まってくるであろうショートを一気に刈り取って伸びるように考えています。

 週足と日足で全く逆の相場予想になるようなチャート展開なので、短期的に買いこまれるような相場になったなら、週足を意識した調整が入りやすい展開が考えられる訳ですが、蓋を開けて「レンジでした」と言うのは嫌ですよね。

 最後に、月曜日の私の戦い方についてですが、やはり先ほども書いたように月曜日の頭は高値追い傾向を考えて、下窓傾向でくるならば窓埋めも兼ねての買い。

 ポジションを持った場合には日本時間が終わるまでには必ず手仕舞いする事を考える。

 その事を意識しながら、行き過ぎた高値にはコツコツ売ってみて様子を見ながら・・。と言う、やはり相場についていくのが有利な展開になってきそうなように思っています。