圧倒的な買いの影

 [2012-11-21] やはり強かった・・。と言うのが今日のドル円相場の感想になっていますが、昨日眠い目をこすりながらチャートを見ておりましたが、「エントリーする箇所は1つも無い」と言う、ただおっさんがドル円チャートを1人眺めているだけで終わった一日と言った感じでした。

 もちろん、以前からホールドしているドル円とユーロ円は爆含み益と言いますか、ドル円では最も下のポジションが650pipsユーロ円に関しては、870pipsの含み益となっておりますが、これは利益確定する場所まで到達していないので、利益ではありません。

 後は、何処でどう対応するかを考えていかなければいけないわけですが、強すぎるトレンドに対して押し目無し、突っ込み買いはもっての外、逆張り派の私にとっては正にお暇な相場展開となっています。

ドル円11月21日 日足

 そこで、日足を見てみますと、昨日のFXブログ「ドル円日足形状に注目」内では色々と日足の形状について書かせて頂いておりましたが、圧巻の買い上げとなってしまっています。

 やはり11月も末に近づいてきたこともあって、大きな流れに逆らってぶち込んで来るところも無く、あっさりと上げてしまいました。

 こう言う形状の日足となっていますと、もちろん売りに傾きにくい展開となりますが、「やはり」と言わんばかりに上げ相場で高値突破となっています。

 キーは昨日が陰線で引けるかどうか?を上げておりましたが、実体付きの陽線で引けてしまった事に更なる強さを意識せざる負えません。

 要因としては、安部総裁による緩和をアピールしている動きと、日銀総裁である白川氏のやり合いに尽きるとも思うのですが、まぁ、あそこまで反発を見せた白川さんは退任がほぼ確定的となった事を考えると、量的緩和をしてくる総裁が時期総裁となる事が考えられますので、買い材料になりますよね。

 また、アメリカの年末に向けての動きも重なった事もありますし、インフレ率の上昇によってアメリカには金融緩和の幅が余り無いと言う考えも浮かぶため、色々な条件が円売りドル買いへと傾いている事が考えられます。

ドル円1時間足の売りポイント探し

 ドル円の1時間足でブレイクポイントを見てみますと、きっちりとしただましを作ろうとした輩様の動きが見えています。

ドル円11月21日1時間足

 ちょうど、白い○で囲んだ箇所ですが、そこがトレンドライン抜けの高値叩きをしている事が分かります。つまりはこのトレンドラインブレイクをだましだと思わせるように売り込んだファンドが入っている事が考えられます。

 もちろん、形だけ作ってその後途転を行った可能性も否めませんが、そのポジションも40ポイントの利益となる81.8付近では利益確定が出ている事から、ポジションの解消に至っている事が想定できます。

 私の先週末の到達予想ラインとしては、82.2で一度反発が見られる事を書かせて頂いておりますが、現在は82.1付近での推移となり高値打ちとなっている事から、到達を見ていないのでエントリーはできていません。

 やはり、全体的に見ても狙うは83.5と言うのが頭に残っている事もあり、そこで入ったとしても余り長いのは狙わずに20~30ポイント刻みで我慢しながら相場を追いかけようと思います。

 また、こう言う一方通行の相場展開となっている時は、素直に順張りがベターな決断となるのですが、順張りで入るとストップの計算ができないので私は入っていません。

 ちょっとこの展開今日も見ているだけになるかも知れませんが、今日も陽線だと6本連続の陽線となります。以前も書きましたが、9本連続の陽線は過去には無いと思います。9本目が売りの勝負も面白いかも知れません。