上手い上下ストップ刈り
ドル円1時間足でのブレイク状況
1時間足でもう少し直近のドル円相場にだけ注目して見てみたいと思います。
1時間足を見てみると、綺麗にレンジラインが引かれている箇所をブレイクして、初心者のデイトレーダーにとっては地獄の相場展開になったと思います。
このような上下レンジを刈り取る相場が起こる場合には、決まってどちらかに振れる相場に対して、ポジションを減らし頭を軽くしたり、底値を柔らかくさせようとしている事を意味します。
つまりは、上昇させる相場展開が起こるのであれば、100~200pipsくらいの上昇を考えても良いのでは?下がる場合も同様に100~200pipsを考えても良いのかな?と思います。
このような相場を見ていますと、どうしても長いポジションを狙ってしまいたくなるのですが、ストップが比較的難しいのが特徴になります。
狭いストップではストップ刈りで刈られてしまいますし、広いストップを設定しても、ストップを巻いた動きで大きく値動きをするので刈られてしまいます。
こう言う相場を乗り切る時には、利益確定を遅らせて長めのトレードを想定させておくことで、負け相場に対するリスクと勝ち相場に対するリワードを調整すると上手くバランスがとれるように思います。
[2012-10-26] 今日は上手くトレードが乗ってくれたので、思わずトレード三昧となってしまいましてFXブログの更新を忘れてしまうところでした。
要約先ほどの下げでショートに利食いを掛けたので、週末ですし今週のトレードはもう手仕舞いにして、後はチャートを眺めるだけにしてしまおうと言うところです。
先日のFXブログ「レンジブレイク80円」では、色々とストップの位置について書かせて頂いておりましたが、ほぼ的中と言ったところだったように思います。個人的なトレードでも短い上下取りができたので今週も何とか枕を高くして狙えそうです。
上はドル円の日足チャートですが、今日の日足がこれだけ大きな陰線を付けて引けるとなると、来週頭は売りで入りたくなるような状態となっています。
所謂、ローソク足のトレード手法での「毛抜き天井」と呼ばれる形となるのですが、今日の引けにかけて昨日の陽線の中央値よりも下で引けるとなると完成と判断し、高値の80.36はストップを置いてのショートトレードの頭となりそうです。
そこで、本日NY午後からは、この陽線となるか陰線となるかのせめぎ合いが起こる事が考えられますが、全体的には日銀の緩和した動きと、貿易収支が赤字に転落して、最大の円の買い手である本邦輸出系の売りが弱くなる事も考えられます。
つまりは、昨年のように強い下押しとなる事は無いと考えるのが本筋となりますが、大企業の多くは想定為替レートを80円と設定してある事もあり、80円以上ではどうしても輸出系のまとまった売りが出やすい状態は変わりません。
つまりは、やはり80円は重かった、と思わせるような展開になるのか、それとも再度80円に挑戦して80.50に置かれている大き目のストップを刈り取る形となるのか?今週の終わりも見どころ満載のドル円となっています。
個人的には、ドル円の買いを昨年、今年と、私は徐々に増やしてきているので、上がって欲しいと言えば上がって欲しいのですが、円を買う材料がユーロを代表とする経済不振により事欠かない状態である事には変わりありません。
この辺りのバランスを見ながら、今日の相場は一杯飲みながら見ていきたいと思います。