FXスワップを目指すトレード

 [2012-4-12]FXはスワップと言うシステムがありますが、このスワップと言うのは交換と言う意味を持っています。通貨間の金利を交換すると言う事からスワップと一般トレーダーによって呼ばれていますが、実はスワップと言ってもスワップ金利とスワップポイントと言って2種類のスワップが有ります。

 その違いについて余り知られていないのが現実ですが、実際は全く違う意味なのでトレーダーは注意して使う必要があります。

 実は、良くトレーダー間でスワップと言われているものはスワップポイントであって、スワップ金利の事ではないんですね。堂々とスワップ金利とは?と書いておいてスワップポイントについて解説をしているサイトがありますトレーダー注意していください。

 実際のスワップポイントとスワップ金利の意味については、スワップポイントは通貨間で発生した金利を交換して、日々のトレードでスワップポイントが付きますが、スワップ金利と言うのは少し複雑な意味になりますが、企業が固定金利と変動金利を交換する時に使われる言葉です。(詳しくはFX用語意味スワップ金利とは?)

 特に、スワップ金利についてトレーダーは覚えておく必要はありませんが、トレーダー間の会話として違う意味で使われている場合があるので、混乱状態にならないためにも、意味が違うと覚えておいた方が良いと思います。

スワップを狙うトレード

 スワップを狙うトレードをされる方は沢山いらっしゃいますが、先に紹介したようにスワップポイントは通貨間の金利交換です。つまり、片方の通貨の金利が高くて、もう一方の金利が安い場合にその差額を受け取る事ができるようになります。

 つまり、安い金利の通貨を売って高い金利の通貨を購入すると、その分の金利を受け取る事ができるようになります。どれくらいのスワップポイントが得られるのかと言うと、金利差によって受けられるスワップポイントについてはマチマチですが、1万通貨に対して100円程度得られる通貨ペアもあります。

 1万通貨ペア分の取引を安い金利の通貨と高い金利の通貨で行った場合、1年間に何もトレードをしなくても3万6000円程度の収入が得られる事になります。

 しかし、ここで気を付ける必要がある事があります。それは通貨間の金利は常に変動していると言う事です。

 それがどう言う事かと言うと、もしも金利の安い通貨と高い通貨の関係が逆転してしまうと、それまで受け取る事ができていたスワップポイントを今度は支払う必要が生まれると言う事です。

 スワップを狙ったトレードは、多くのFX初心者にとっても簡単な利益を得られる方法として知れ渡っているため、多くの個人投資家が行っているトレードです。

 ただし、その危険性については、確実に認識した上でFXトレードを楽しんで頂ければと思います。