バックテストは誰でもできる

 [2012-05-21] ホットドッグはアメリカで凄いと言う意味を表すスラング(俗語)として使われる事がある言葉ですが(もしかしたら古い表現です)、FXのバックテストはもうシステムエンジニアだけの特権の時代では無くなっています。

スラングで凄いと言う意味のあるホットドッグ

 バックテストとは、自分が作ったFXの売買手法などが過去の相場でどの程度の働きを見せるのか?をテストする事ですが、以前はプログラミング用語が使える者だけの言わば特権のようなものでした。

 しかし、今は誰もが自分の手法をテストする時代が訪れている事に「ホットドッグ」と声を大にして言いたい。そのバックテストの方法については、実践!マネパ Hyper Speed NEXT 取引手法のバックテストを見て頂きましょう。

 このバックテストシステムが一般のトレーダーにも普及していく事は、一般トレーダーであっても「理にかなった」と言うと語弊が有るかも知れませんが、自分で納得のできるトレード手法でトレードできる時代になったと言う事です。

 以前であれば、新しい手法を思いついたならば、それを目視で1個1個を過去のチャートを引っ張り出してきて「これは成功」「これは失敗」などと研究を重ねていたものです。

 もちろん、そう言った目視での手法の成功率を測っていると、新しい手法への足掛かりとなる事もあるのですが、問題は膨大な時間と忍耐力です。

 新しい手法が思いついても、それを過去のチャートで検証していると直近3回のサインで3連敗していると、もうやる気が0になってしまうでしょう。

 また、上手く勝ち負けが均衡していいたとしても、その手法で過去1年分を確認するだけでも、その所要時間と言ったら数時間が必要になってきますし、数時間かけて「この手法はやっぱり使えない」と言う事を探す作業ですから尚更納得ができません。

 そんな非常にやっかいな作業がボタンをポチポチと押すだけでできてしまう時代になったのだから、トレーダーの端くれとしては両手を突き上げて喜びたい気持ちでいっぱいです。

勝率で未来を占い

 さらに、面白いものが有ったのですが、先ほど紹介したバックテストツールを使って導き出した勝率とリミットとストップ幅を使って、コンピュータでランダムで勝敗を決定したシミュレータを使って実験しようと言うものです。

 その実験については、FXの勝率とリミット・ストップのシミュレーションで紹介されています。

 詳しくはサイトを閲覧して頂くとして、なかなか面白い発想だと個人的には思ってしまいます。

 相場の上下については先日のアナリストの話は聞かないのFXブログでも紹介しましたが、誰も予想ができない事です。

 予想ができないのであれば、動きは上か下かに絞られる訳ですから、上に行く可能性が50%下に行く可能性も50%と考えても面白いように思います。

 このような方法で自分が作った手法についてテストしてみると、どの程度までなら連敗が想定できるのか?と言った心構えができますし、「ホットドッグ」と思いました(笑)。

 しかしながら、トレーダーは「相場はランダムじゃない」と言う気持ちで立ち向かう必要があると心の底では思っていますよ(笑)。

 まぁ、1つは口座開設が必要ですが、どちらのツールも無料で使える訳ですし、どうせFXをするなら色々とジタバタしてから自分のFXへの思いに対して「ホットドッグ」と言ってやっては如何でしょう?