握力が試される相場

 [2012-10-17] さて、昨日のFXブログでは大体核心を付くところまで書いていたつもりなんですが、まさに殴り合い殺し合いの想定通りの展開となりました。まずは日足チャートから。

2012年10月17日のドル円日足チャート

 これを見て分かりますが、下で売りポジを持っている方々は必死だったんでしょうね(笑)?「79円をバックにバリア発動!」と言わんばかりに顔を真っ赤にしながら売り込んでいる様子が目に浮かんでいました。

 ただ、それでもショーターの地合いはまだ悪いのかな?と言うのが私の率直な感想です。

 適当にドル円についての相場観についてニュース等を見て回ったところ、季節的なリパトリの動きを含めて少し円安方向へと振れるのでは?とする意見が見え始めていますね。

 こうなると、狙いはやはり握力診断になるのでは?と言うのが私の今日の目線です。

 握力診断とは、要するに「自分のトレードを信じられる人だけが勝てる」と言う私が勝手に命名して、私1人で使っている言葉なので何とも言えませんが(笑)。

 こうやって、日足でブレイクしたものを「だまし」に見せようと必死こいてくる輩様が沢山いらっしゃると言う事です。

 トレンドが崩れたら「だましだったのか!?」と慌てて損切りに走る人がいますし、特に現在はアナリストに煽られたニワカさんがロングを沢山持っているので、旨いポイントにもなります。

 そこで、現に78.6以下のストップを刈りに来ていると言う見方で見ています。

1時間足ではドル円はどのように

 少し乱暴なトレンドラインになっていますが、私はこのラインの下の方を見てここからは買い相場でも良いのかな?と言った気持ちでエントリーをしています。

2012年10月16日のドル円1時間足チャート

 ストップ幅が5pipsと狭い位置で的確に入れたので、全く問題無く追撃をしている形になります。

 もちろん、先に紹介したようにこの下にも握力検査の対象となるストップが乱立していますが、ストップを誘発しても恐らくは底堅い動きを見せるのでは?と言う考えを持っています。

 ただし、気になるところが有って、まだ78.8付近で握った個人投資家のポジションがストップを巻けていない点で、この人たちのストップは巻いた方がやはり仕掛けはしやすいように考えています。

 今、ちょうど別の時間軸でも底値がテクニカルラインとなっているために、底堅い雰囲気を見てはいますが、なかなか上値は?と言うと今は追い辛いように感じています。

 まぁ、このような相場展開になった場合の多くは握力検査が実施されて、自分を信じられない者が振り落されるパターンか、もしくは一気に粘った人たちを刈り取ってしまうかなので、楽と言えば楽なトレードができるのでは?と思います。

 一気に刈られる動きが出るとするならば、そこはおいしいかも知れないと思いながら今日も相場を見ています。