簡単な来週のチャート展開

 [2012-10-14] 今週は月曜日から疲れる相場展開になってくるのかな?と1人チャートをボンヤリと眺めながら思いを膨らませておりました。

 では、今日もまずは下のドル円の日足チャートを見てみることから始めていきたいと思います。

2012年10月14日のドル円日足チャート

 結局先週の金曜日のFXブログで紹介させて頂きましたが、金曜日と言う事もあり、週足を作る静かな戦いが有ったように思っています。

 見た感じ金曜日の足は陽線で引けておりますが、思わず「う~ん」と言ってしまいそうな、どっちつかずの出たとこ勝負のようなチャートになっています。

 底値は堅い事が過去のチャート形状から考えても想定することができるのですが、上昇するような切っ掛けが難しいところだと考えています。

 とりあえずの目標は直近高値である黄色の○印をチャート上に記載した箇所になる事は間違い無いのですが、「う~ん」と私と同じようにチャートを目にしながら唸っている投資家が沢山いらっしゃると思います。

 さらに、今週は指標発表のリズムがいつもと違うのも私のリズムを少し狂わせる原因となっているのですが、月曜日の頭からアメリカの小売売上高の発表が待ち構えています。(参照:アメリカ小売売上高グラフへ)

 アメリカの小売に関してもどうも最近どっちつかずの指標を出しているので、私の中では迷いが生じています。異常に?と言いたくなるような最近の米指標の良い数値が出ているのも現実ですし、なかなか、結果を見てみないと入るに入れないような日足の形になってしまっているように考えています。

ドル円の1時間足でもう少し短い時間を観察

 日足ではどっちもどっちの展開しか見いだせなかったので、もう少し詳しく見るために1時間足へとチャートを変更して詳しくみてみたいと思います。

2012年10月14日のドル円1時間足チャート

 チャート上には白でレンジレベルを、赤で高値が抑えられているトレンドラインを、黄色で「?」と入れておりますが怪しげなトレンドラインをそれぞれ挿入していみました。

 なぜ、黄色のトレンドラインが「?」なのかと言うと、ラインの傾斜に対してのローソクへの影響の仕方が少し甘いと言いますか、これは投資家の感覚によって違う事だと思いますが、「私はこのラインはちょっと違うかな?」と言う気でいます。

 さて、ここまでチャートを追いかけました分では何も成果が出ていないチャート分析となっていますが、週足を見てみると、先週末は陰線となりながらも下髭で引けています。

 その前の週は陽線の実線で引けているのですが、このようなチャートパターンになると考えられる相場展開は私には2つあります。

 1つは、その前に発生している陽線高値を抜ける足となる。

 そして2つ目は、陰線の下髭となっている安値を超えて落ちるような大きめの陰線の実線となる。

 先週のFXブログで考えていたのが2のパターンになるのかな?と言ったところだったのですが、基本的には上値が重い形で頭から進むのかな?と言う思いがあります。

 しかし、明日は15日と言う事で日本時間には若干強気での推移になって、欧州時間辺りからのコツコツ下値を狙ってくるのかな?と言ったイメージとなっています。

 今現在では情報不足となっている中、「ソフトバンクの買収も実際にはできるかどうかは分からない」と言う中で、少し下攻めを見る予感をしながら、今日の相場の考察を終わらせて頂きたいと思います。