ドル円週末の見方

 [2012-12-09] 本日は週末と言う事なのでドル円の動きについて簡単な見解を書いていきたいと思いますが、12月に入ってしまっているため私は既に手仕舞いとなってしまっています。

 12月の相場は私にとっては、どうも難しいもので、なかなか勝ちに結びつかないのが本音ですので、今回の分析についてはエントリーなどを含め非常に難しいものになってしまいます。

 そこで、12月から1月の半ば辺りまでの相場については、どうぞ大きな目で見て頂ければと思います。

ドル円週末日足12月9日

 まずは日足のチャートについてですが、ドル円の日足は米雇用統計の影響で複雑な動きとなってしまっています。

 日足を見ると体が小さな上髭陽線よなっているのですが、上髭になったと言う事はやはり上値が硬いと言うイメージを投資家に与えるきっかけとなった可能性があります。

 このバックには予想を上回る米雇用統計と失業率の数値による上げが有った後に、高値はやはり並んでいる強烈な売りポジに食われたと言う形になっていますが、どうやらその売りも続いていない事にも注目したいと思います。

 恐らく実需のフローによる売りだったと思うのですが、追撃が無かった事も考えると「なるほど」と思ってしまうところではあります。

 日足は結局高値近辺でレンジを組む形となっていますが、反対に売り込まれた場合にも81円台に突入すると突然底堅い展開になります。

 そこで、上下に挟まれたレンジが継続するような相場展開になる事が想定されますが・・。そこで週足を見ていきたいと思います。

ドル円週末週足12月9日

 こうやって週足で追いかけてみると、高値にまだ余裕がある事が分かります。83.05辺りでしょうか?

 つまりは83円をバックに売っている人たちのストップを付けたら一気に追いうちの売りが入る事を示唆するような強靭な下降トレンドラインになっているように思います。

 私の利益確定ラインは83.5としておいたのですが、日が経つにつれ、このトレンドラインが下がってきてしまっているので、83.05辺りを目安としてストップを刈り取ってきたならば、前回の残りのポジションは迷いなく利益確定にしてみたいと思います。

ドル円の直近の動きを1時間足で

 では、最後にいつものように1時間足で直近の動きについておさらいをしながら、月曜日のイメージを少しだけ膨らませて終わりにしたいと思います。

 まずは、やはり雇用統計直後に付けた高値にも目が引かれますが、その後のジリジリとした買い上げについても注目をしてみたいと思います。ではチャートをご覧ください。

ドル円週末1時間足12月9日

 1つの視点にした3本のトレンドラインを引いてみましたが、2本は割れしまっていますが、突如起こった地震に対して付けた安値のトレンドラインが現在の底値を下支えしている展開となっています。

 このラインを下に抜けてくるような事になると、全体的にみると日足のトレンドを下抜けして来る事にも繋がってくるので、非常に重要なラインであるように思います。

 つまり、来週のトレンドは月曜日からやはり買い目線で入ってみて、下抜けをすればあえなく撤退して途転なんて事も考えてみたいような相場展開であるように思います。

 さて、今日もここまでドル円の動きについて走って私なりの見方を紹介していまいりましたが、先週末にはECBが利下げに動くのではないか?と言うような結果が得られています。

 まさかドラギさんが反対側に回っているとは予想はしていなかったのですが、ECBのトップとしての判断であったように考えます。

 ECBの利下げはもちろん円にとってはマイナス材料で円買いに走る材料となってしまうので、その辺りもチェックしてみたいと思います。