ドル円上昇何処まで?

 [2012-11-14] 「FXは寝ているだけのお仕事ですね!」と完全に今日は高見の見物となっているので、ゆっくりとFXブログの更新ができています。

 昨日のFXブログ内で紹介していたポジションは案の定ストップを巻く事も無く上昇トレンドをキッチリガッチリと掴んでくれた訳ですが、ポジションの半分は79.48で昨日の内に既に利益確定してしまっております。

 私の友人のトレーダーからは先ほど連絡が飛んできており、「俺も昨日のブログに乗って買ってたぜい!飯おごる!」との事でした(笑)。彼は兼業トレーダーなだけに、仕事中に何をやってるんだ?(笑)と言う話なんですが(笑)。

 さて、それでは本題に入ってドル円の現在の上昇については何処までを見ておくのか?を整理してみたいと思います。

ドル円2012年11月14日日足チャート

 私がブログを書き終わってしまう前に高値抜けをしてしまう可能性も有りますが、とりあえずは80円のストップを狙ってくる流れにはなってくると考えるのが自然かと思います。

 しかし、今回の円売り材料となっているのは、野田首相の「16日の衆院解散を是非やりとげたい」と、自民党の安倍晋三総裁「大胆な金融緩和を実施しなければならない」「インフレターゲットを設けて、達成するまで無制限な対応を」、この2点が上げられると思いますが、要するに将来の日本の状態を考えて予想した動きと言う事になります。

 つまりは、実態の無い上昇と考えると、高値はやはり叩きが起こる事が考えられるのですが、やはり先週末に書いた週足高値はトレーダーとして気にならない訳にはいきません。

 また、現在の上昇を見ていると、日足の下降トレンド高値ラインまではまだ若干の余裕がある事を考えると、もう少し高値を見にいきたいところのようにも思います。

 それにしても気になるのは、やはり節目としての80円台で打ち込んでいる人たちと、80円の壁を破る方向へと買いこみをする人たちです。

 日本の貿易収支の悪化を考えると、80円台でドルを売りそびれている企業が有ったとしてもそれほど大きな額でもないでしょう。

 ともすると、買いこんでいる海外ファンドの流れを考えると、大体40ポイントほどの上昇になるので、ちょうど80円くらいでは利益の確定に入る流れとなっていると思います。

 さてさて、では私の昨日からホールドしているドル円のロングですが、何処で確定を入れるのか?と言う事になってきますが、利益確定が度下手な私ですが、とりあえずは80円カットまでは我慢してみて、そのまま落ちるならば諦めようと言った気持ちでいます。

 とりあえず目標とするポイントを上げるとするのであれば、80.30近辺と言う事を想定しています。

ドル円の1時間足はレンジブレイク

 ではでは、レンジをガッツリとブレイクしてくれた1時間足でドル円を追いかけてみたいと思います。

ドル円2012年11月14日1時間足チャート

 「FX取引にまつわる『3』に拘るトレード」と言う記事も有りますが、私もこの3には注目して相場を追いかける事が多くあります。

 例えば、今回は2本の大きな陽線を1時間足で付けていますが、「次のローソクの足を見てから追いかける方向を決める」と言うトレードを取る事が多くあります。

 多くの場合、1本の大きな陽線を付けるような相場は、ストップを刈り取る訳ですから、そのまま勢いが無い展開になると次の1本のローソク足で全戻しなんて言う事が度々見られます。

 しかし、2本となると、ストップを巻いた流れが更にストップを誘発する流れを持っている可能性が有り、今回の場合には80円と言う大型のストップが用意されているであろうポイントがあるため、仕掛ければ動きやすい展開となる可能性があるからです。

 特にこのような展開をドル円が見せる場合には下値切り上げのまま、壁となっているポイントまでを20ポイントほどで推移していき壁を突き破ると言う展開が散見されます。

 さらに、今回は6時となるタイミングで3本目のローソクが確定する事もあるので、一旦は上昇の小休止となる事が想定できます。

 それが小休止なのか、高値になって落とすのかはまだ分かりませんが、わざわざブレイクに反発して売りもやりにくいですし、80円と言う明確なラインを残して下げるほど、この時期のヘッジファンドは穏やかでは無いように考えていますが・・。

 さてさて、今日は既に持っているポジションが伸びる事を祈って、ポジションも新規に建ててないので、何とも言えませんが、NYタイムの小売もそうですが、インフレ率について注目してみたいと思います。