月曜日のドル円相場は

 [2012-10-28] さて、来週の相場ですが難しいですよね・・。正直トレードしたくないような気がしていますが、これもトレーダーの宿命と言うものでしょう。

 恐らく今週のチャートや指標予定を見て愕然としたトレーダーも多い事でしょう。しかし、茫然とばかりしては居られないのでドル円の日足チャートを見てみたいと思います。

ドル円日足10月28日

 このチャートをどのように分析しますか?

 どうしても、このチャートの大陰線を見てしまうと、「高値を積極的に叩かれたな」と意識がトレーダーに植え付けられる事だと思います。

 私も、高値が毛抜き天井となっているのが気になる形で、この高値形成は次の高値アタックが来るのであれば、明らかにトレーダーが意識するラインのように思います。

 さらに、トレンドラインも一番急なラインを割り込んでいますので、「高値は重くなるのかな」と言う先入観はどうしても拭えない展開となりそうな予感がしています。

 今週は、日本の追加緩和が期待されており、日銀・政策金利発表が予定されており、その時に発表されるコメントには注目が集まりそうですが、下手な事を言うとこのチャート展開ですから円高方向に動く事を意識した発言を心掛けて頂きたいところです。

ドル円の1時間足を見てみる

 もう少しチャート展開について詳しく1時間足で見ていきたいと思います。

ドル円1時間足10月28日

 一カ所だけダマシは出ていますが、なかなか良いトレンドラインが引けています。このトレンドラインの頭は売りたいところではあるのですが、明らかに角度が急角度なので、突っ込み売りになりそうで私のような逆張り鬼ホールド派にとっては、手が出しにくい相場です。

 また、レンジラインが割れている事も考えると、1時間足の形もやはり上値が重い展開を見ておかないといけないように思います。

 ただし、週末にはM&A関連の話題も出ているので、少しユーロの買いは出るでしょうから、それに釣れた動きがあるのかな?とも思いますが、底値が硬いながらも売り押しの形と言ったところを想定しながらトレードとなりそうです。

 今週は金曜日には米雇用統計も予定されており、忙しいところで本当に動きが読みづらいと思います。

 そのような展開ではやはりレンジを意識したトレードで、レンジが割れてしまえば手を出さない。利益確定は早めにを徹底させていきたいと思います。

 月曜日から今週は眠れない1週間となりそうです。