トレンド割れの攻防

 [2012-11-13] 他のトレーダーの方々はどうかは分かりませんが、私は空想が大好きなトレーダーだと自己分析をしております。

 昔から本を読むのが大嫌いで、読むものと言えば漫画くらいだったのですが、その癖は現在でも変わっていません。

 本を読む事は非常に大切で多くの知識を吸収できる意味でも大切な事だとは思うのですが、どうも直ぐに読み終わらない事に対してイライラしてしまいます。

 例えば、映画のように決められた時間内で終わる読み物であれば私も好んで読むかも知れませんが、人によっては1週間や2週間または1ヵ月などと読み終わるまでの時間が予想できないので、そこから得られる知識を直ぐに取り入れ使いたい私にとってはイライラが溜まってしまうのです。

 そこで、幼い頃から毎日のように行っている?もうすでに生活の一部になってしまっている事が妄想です。

 本嫌いな子供だったので、本を読むことによりストーリーの中の主人公に自分を同化させるのでは無く、頭の中で自分で好き勝手にストーリーを組み立ててヒーローとして活躍するのです。

 今回、私がなぜこんな話を冒頭に行ったかと言うと、もしかすると?この毎日の妄想がFXにとても役に立っているのではないか?と思う時があるからです。では日足チャートを見てみましょう。

ドル円2012年11月13日日足チャート

 ドル円の日足チャートにトレンドラインを黄色で入れてみましたが、如何に今現在推移しているドル円の安値ラインが重要なテクニカルポイントであるか分かって頂けると思います。

 ドル円の日足と週足からと言う記事内で週末にドル円の見方を考察しておりましたが、週足では弱気、日足では強気を示していたドル円です。

 今日のように79円のミドルを抜いて上げたドル円が、週足に吸い込まれるようにして高値を叩かれたとしても自然な流れだったのかも知れません。

 ここで私と一緒に妄想して頂けますと、今現在推移しているポイントはロンガーの皆様にとっては「最高の買いポイント」と思って、財を投入してらっしゃることでしょう。

 しかし、逆に週足を見て「これは1週間で考えた場合には下げるな」と相場の流れを考えている人にとっては、79円のストップを目指すには最高のトレーディングポイント、つまり売り場であるように見えるでしょう。

 特にヘッジファンドさん達はこのようなタイミングがお好きなようで、来月からのバカンスを想像しながらどのタイミングで仕掛けるかをじっとまっている事でしょうし、その内の一部の会社は79.3辺りで叩いておいて、短期的なダブルボトム割れを促す形を作ろうと躍起になっているかも知れません。

 このように想像が想像を呼びながら私は1人黙々とチャートを追いかけている訳です。

ドル円の1時間足は完全なる弱気

 では、続いて1時間足に時間軸を変更してドル円についてもう少し詳しく中身を追いかけてみたいと思います。

ドル円2012年11月13日1時間足チャート

 こんなチャートを見てしまうと、もうやっぱり79円を試して欲しくなってしまうチャートに見えてしまいます。

 79.10~79.98に掛けてはロンガーのストップが乱立している事が考えられるので、そのストップを刈り取っただけでも、上で先に紹介した79.30で売りを掛けている方々からすれば、40ポイントの利益が出ることになります。

 40ポイントと言えばヘッジファンドの撤退ラインと言われている水準とピッタリと重なる事を考えてもなかなか奥が深いなと思ってしまいます。

 この40ポイントとなったのは、79.00をカットしたとして78.90辺りまでの下落を想定しているために出ている回答になりますが、もしもダブルボトムが割れてしまっても、この辺りで一発逆張りスキャルピングで2~3回に分けて入るのを私は心待ちにしております。

 現在の水準では、ここを割れてしまうと終わりと言う水準なので、ポジションは少ないですが、ロングエントリーのストップ10pipsで入っています。

 もちろん割れてくるのであれば、簡単に私のストップを巻きとる事になるでしょうが、その辺りは仕方ありません。

 と、今日は妄想する事について紹介させて頂きながらFXブログを書いてみましたが、こういう本嫌いなトレーダーも世の中にはいるんですよ(笑)。