月曜日相場のパターン

 [2012-12-10] 月曜日になりました。相場もいよいよ12月の中盤に差し掛かってきておりますが、私は12月相場と言う事で手を出していません。

 さて、本題に入る前にですが明日のFXブログについて少し書かせて頂きたいと思います。

 完全に私事で申し訳無いのですが、私の古くからの友人の1人がカキ(牡蠣)の養殖をしておりまして、それを購入するために少し遠出をする予定となっています。

 そこで、ブログが書けるか、もしくは更新が遅くなってしまうのか?非常に微妙なラインとなってしまい、まるでリミットに掛かりそうで掛からない相場に成行き注文を入れてしまうような状態なのですが・・。余計に分かり難くなってしまいましたね(汗)。

 1日も休まずに更新しているので、できるだけ書く予定としておりますが、もしかすると更新の時間が遅くなったり、もしくは早くなったりすると思うので、よろしくお願いいたします。では、さっそくドル円の日足から見てみましょう。

ドル円週末日足12月10日

 今日は月曜日と言う事で、月曜日の相場パターンについて紹介していきたいと思うのですが、まず日足を見て頂けると現在は小さめの値動きとなっており、少し下がり目の陰線となっている事が分かります。

 この陰線の下値は少し強引では有りますが赤色のトレンドラインがしっかりとサポートしてくれている事が分かります。

 この赤い色のトレンドラインがこの後もサポートする展開となれば、もちろんドル円は急上昇と言う可能性が有る訳ですが、先週の雇用統計発表時のドル円の動きを見ておりますと、やはり82後半からの売りフローはドギツイような気がしてしまいます。

 週末と言う事、12月と言う事、クリスマス前と言う事、などもあり、基本的には手仕舞いの売りも入った事が推察されますが、それにしても82.80辺りの売りは投資家にとって強烈な印象を与えたように思います。

 つまりは、高値追いが材料無では中々難しい展開となっている事が分かりますが、反対に下値は?と言うと、直近で日本の企業によるM&A関連のニュースもチラホラと有りますし、ドル需要へのフローもあるように思います。

 また、今年は年末の旅行先においてもドル需要が出そうな地域が次々と人気旅行先とされているようなので、その事についてもドル需要が出る事が考えられます。

 つまりは結局レンジになる可能性が高いのでは?と言う結論になってしまいますが、では1時間足を見ながら月曜日相場のパターンを詳しく見てみましょう。

ドル円の1時間足での月曜日相場のパターン

 まずは1時間足のチャートを見て頂いたほうが分かりやすいと思うので、下のドル円1時間足のチャートを見てください。

ドル円週末1時間足12月10日

 白い2本のラインでレンジラインを入れていますが、もちろんこれを上抜け下抜けするような動きが出れば、強めのフローが出ている可能性を示唆します。

 次に注目して頂きたいのが、白い○で囲んだ箇所です。

 これは月曜日に開ける相場の「窓」と呼ばれるものなのですが、今日の場合には上に窓が開いたと言う事になります。(月曜日の相場に窓が開く理由についてはこちらを参考にしてください)

 この上に開いた場合に「本日は五十日である」と言う事を意識していると非常にやり易いトレードができる典型的なチャートになっています。

 頭に入れておくことは「窓は埋まる可能性が高い」「12月に入りドル需要が有る」「五十日」この事だけです。

 まず、上に窓を開けてしまったと言う事は、時間外でもドル需要が出ていた事を意味するのですが、ここで窓埋めを狙ってショートを打ち込んでしまった方も多いと思います。

 しかし、実際は「そのまま担ぎ上げられてストップを刈り取られた後に相場が下落して窓が埋まった」と言うパターンになってしまっている方も多いと思います。

 もちろん100%とは言えませんが、最近の五十日の相場パターンは日本時間には非常にドル需要が出ているように思います。

 その需要を狙うのであれば前日の相場からロングを仕込む必要があるのですが、今回は休みを挟んだのでポジション取りができません。

 そこで、「日本時間に上げるのであれば、そのフローが終わったら窓埋めまで下がる」と考えて売り仕掛けをすると言う寸法です。

 このパターンの窓では、窓が開いた直後に入ってしまうと悪い位置でポジションを掴んでしまうので、「五十日」「12月」と言う事を踏まえて少し待ってから入るとおいしいパターンになります。

 後付け論となってしまい、大変申し訳無かったですが、月曜日の相場パターンとして日本時間に埋まらなかった窓を欧州時間やNY時間に埋めに来ると言うパターンも散見されるので、初心者の方は「窓を意識しろ」とは言いませんが、「なぜかそういうパターンが存在する」と言う事を覚えておくと楽しく相場が見られるかも知れません。