ドル円ブレイクはもうすぐ

 [2012-12-11] 皆様、本日友人の仕事場に牡蠣を取に行こうと、久しぶりの遠出と言う事も有り、しっかりと準備をして車の暖気まで済ませて、「さて、もう出発できるぞ!」と言うところまで来た時に、友人に私が今から家を出発する旨を伝えようと電話を掛けると・・。

 私「もしもし~」

 友人「おっ、○○、明日だったよな~、夕方までにはキッチリ粒を揃えとくよ!」

 私「・・・・」

 と、言う事で完全に日にちを1日間違っていたと言う、非常に情けない事をやってしまった私ですが、出発する前に電話を入れておいて本当に良かったと思っています。(汗)

 と、言う事で本日もドル円のチャートについてウダウダと書いていきたいと考えているのですが、宜しければ本日もお付き合い頂ければと思います。

ドル円週末日足12月10日

 上は先ほど撮影した日本時間午後3時辺りでのドル円の4時間足に、トレンドラインとレジサポラインを書き加えたものとなります。

 まずは白いサポート・レジスタンスラインに注目をしてみてください。

 「どうやら、この白いレンジラインとなっている辺りで相場はまとまりそうだ」と言うのが一番最初に4時間足を見た時の直感だと思います。

 つまり、81.7辺りまで相場が押してくるような場面が有ったならば、そこは買い向かいたいところのように考えます。

 次に、黄色のトレンドラインについて考えてみると、先週の雇用統計で上抜けブレイクしたはずが押し戻されてしまい、きっちりと三角持合いと言いますか、フラッグを作る展開となっています。

 基本的には上試しを言ってブレイク失敗になった訳ですから、相場の感情としては下試しをしたくなるのがセオリーとなってくるところのように考えますが、その材料が実はあるんですね。

 そうです。日本時間、13日の朝に予定されているFOMCですね。

FOMCでのブレイク

 日本時間13日の2時30分からはアメリカの金利が発表される予定になっておりますが、金利が変更されると言うのはまずあり得ない事なので、金利動向へはマーケットが意識していない状態です。

 そこで日本時間朝4時に予定されているFOMCからの見通しの声明文とバーナンキさんの発言になってくる訳ですが、恐らくアメリカの財政の崖についての話が飛び出してくるかと考えています。

 アメリカの財政の崖は簡単に説明すると、今まで減税をして経済を下支えしてきましたが、その減税期間が終わって「来年の1月から実質の増税が始まりますよ」と言うものです。

 「なんだそんなことか?」と思われるかも知れませんが、これを崖と呼ぶ理由は日本円にして50兆円となるような増税となってしまうからなんです。

 ちなみに、あるニュース記事では、もしも政府が何の手を出さずに50兆円の分の増税がそのまま実施されてしまったら?、「アメリカのGDPを4.0%を引き下げるだろう」とのことです。

 さて、4.0%と聞いて驚いた方もいらっしゃるかも知れませんが、4.0も押し下げられたら「世界経済が崩壊してしまうかも知れませんよね?」。

 また、日本のバブル崩壊以降にも消費税導入によって、日本の景気は一気に冷え込んだと言う歴史的事実があるのですから、さすがにアメリカ政府も黙ってはおらず毎日のように民主党と共和党の協議内容がニュースで流れています。

 この話の争点としては、民主党はどちらかと言うと「富裕層からお金を取りたい」と考える一方で、共和党は「富裕層が資金を失えば景気が後退するので、中流~上級家庭から取りたい」と言うのが基本にあります。

 アメリカは全体の3%の富裕層が税金全体の60%ほどを支払っていると言われていますし、さて、この決着がどうつくのか?と言うのは非常に見ものだと考えます。

 また、アメリカの著名投資家である、ウォーレンバフェットは「俺は従業員より税金を払ってねーぜ」と言う発言が、富裕層に対する甘い税金に対して話題をさらった事も思い出されます。

 さてさて、経済にうとい私ですが、12月は毎年少しでも勉強しようとがんばってみよう!と考えているのですが、どうもサボってしまいます。もう少し経済について詳しければFXも楽なのにな・・と思う今日この頃です。