来週のドル円を考察

 [2012-11-04] 来週のドル円について、今日も日曜日と言う事で見ていきたいと思いますが、来週はアメリカの大統領選挙が予定されているので、日本の将来のためにも気になっている方が多いのではないでしょうか?

 実は、昨日私のトレード仲間でもあり数年来の友人でもある方から電話を頂きまして、私のFXブログをここ数日間読んでくれているそうなのですが、「めちゃくちゃ当たってるじゃないか?」と言う好評価を受けました(笑)。

 私は、天狗になりながらも「いやいや、あなたは本職は別にあるでしょ?私はこれが本職ですよ(笑)」と返しておきましたが、こう言った評価を受けるとブログの更新に張りがでますね(笑)。

 と、雑談はここまでにして、では、いつものように日足チャートのポイントを見ていきたいと思います。

ドル円2012年11月4日日足チャート

 今回は、直近のローソクに白い○を入れてみましたが、このローソクは先週の金曜日に付けたドル円のローソクです。

 陽線で、「直近の高値で必ず抵抗になるであろう」と以前から紹介させて頂いていた、天井を上抜ける形で上髭となって引けています。

 これは、米雇用統計の結果を受けての抵抗抜けだったのですが、恐らくここまで分かりやすい抵抗ポイントとなっていたので、それなりのショートのストップを巻きこんだのでは?と考えています。

 陽線を付けたのは、マーケット後半に高値を叩かれる展開となったからですが、引け間際には買い戻しがみられている事を考えると急角度のトレンドでは有りますが、今回の陽線高値を目安にした下落の可能性は低いように考えています。

 さらには、月曜日は月初めの五十日となっていますので、日本の貿易収支の関係から考えてもドル買いの需要の方が多くでるのかな?と言う考えになっております。

 ともすれば、月曜日のマーケットオープンから日本時間前半にかけては、やはりドル買い方向に舵を切ったトレードになるのでは?と言う見方をしています。

ドル円の週足チャートで分析

 次に、いつもは1時間足で短期的な部分を見ているのですが、今日は週足を使ってなぜ金曜日の高値が止まったのかを紹介しておきたいと思います。では、下のドル円の週足チャートを見てください。

ドル円2012年11月4日週足チャート

 1つ黄色の○を付けた箇所にお気づきになられると思いますが、金曜日の高値はこの高値に面合わせと言う形になっています。

 つまり、この高値を叩きたいと考えたトレーダーは、この高値をバックにしたレンジ的な動きを週足で作ろう、もしくは、作るのではないか?と考えたトレーダーです。

 さて、そのトレーダー達はレンジ上限と判断してのショートエントリーになる訳ですから、金曜日の高値が大切になってくる可能性は非常に大きくなる事が考えられます。

 私は、このチャート形態を見ていますと、昨日の高値をブレイクすればドル円が84円台までの上昇を見せると考えておりまして、現在は2ポジのドル円の長期ポジションを保有していますが、その1つを利益確定しようかと考えています。

 もしも、84円を抜けた場合には更に逆三尊完成と見て100円が現実味を帯びて来る事が考えられますが、実際今の相場状況を考えていると、どうもそれ以上を望むのは厳しいかな・・とも思っています。

 最後に、来週は米大統領選挙が関わってくるので、その動きも見ながら、特に米系のニュースはその事でもちきりとなる事が考えれます。

 ロムニー氏は中国に対して厳しい対応をすると明言しているだけに、もしもロムニー氏が優勢で進むのであれば中国株が崩れ始める事も考えられます。特に中国系の株が崩れるとオーストラリアドルも崩れる事が考えられるので、オーストラリアドルを取引している方は注意をしてみてください。