ドル円の相場展開とレンジレベル

 [2012-10-10]今日はこれと言って何かに言及して書くつもりは無いのですが、ドル円相場について先週末にある程度相場の見方を立てておいたので、それについて反省点を踏まえながらFXブログを書いていきたいと思っています。

 まず、今回のFXブログには『レンジ』と言う言葉が頻繁する可能性が有ります、FXのレンジと言う意味についてはFX用語レンジの意味とは?を参照して頂ければと思います。それではまず始めに本日のドル円チャートを見ていきましょう。

2012年10月10日ドル円の日足

 チャート上に黄色の○印を入れてみましたが、この○印の入っているポイントが先週末に陽線高値となっているので、「ち込みは少ないだろう」と言うチャート上からの観測をだしていましたが、結果は少し頭打ちになる展開となってしまい少し悔しい思いをしておりました。

 しかし、頭打ちは想定範囲で相場全体としては国民の休日等も入るため、全体として目立った指標も見当たらない事からレンジ傾向に動くとしていたため、少し想定よりもレンジ幅が広がったトレードとはなっていますが、上手く相場全体としてはやっていけています。

 上の日足チャートではレンジが分かりにくいので、もう少しレンジ相場を分かりやすくするために1時間足を見てみたいと思います。

FX1時間足での相場

 まずは、下の1時間足チャートを見てください。

2012年10月10日ドル円の1時間足

 1時間足で見るとレンジ相場になっている事が分かります。レンジ相場は相場全体として上へも下へも動きにくい時に起こる相場展開ですが、ファンダメンタルズ的に言うのであれば動機薄と言った状態でしょうか?

 要するに、先日発表されたQE3と米失業率の改善をどのように相場が見ていくのか決めかねていると言う状態になっています。小さなニュースもちらほらとは出ていますが、全体としてはギリシャ問題などもトロイカのレポート待ちですし、何とも言いにくいと言った状態です。

 しかしながら、HFは10月に入りそうも言ってられず、今月しっかり稼いでおかないと12月の休みがお預けになってしまう事から、ドル円相場にもちょろちょろとした動きが見え隠れしています。

 マクロ系の特有の動きではありますが、完全にレンジ相場での揺さぶりを見せている動きですが、78円付近ではしっかり買い上げて78.5付近ではしっかり売り下げをしてくると言う展開です。

 この展開も78.3にロンガーのストップが散見されていたので、まぁネタが無い相場に対して揺さぶって利益を少しでも上げておこうと言ったところだったのかも知れません。

 ユーロ円に関してもオランダのファンドから少し注文が出ていたと言う噂を耳にしていますが、これも全体的にはやや上値が重くなってしまったかな?と言う印象になっています。

 今後のドル円の展開としてはベージュブックを読んで見て決めたいところでは有りますが、恐らくこれと言って何の目新しい事も無いように考えています。

 内容は「徐々に経済は回復傾向にあるが、ヨーロッパからの下振れリスク・・・」と言った内容になる事と思います。

 現在は短期的にドル円の黄色のラインでのレンジラインを目標とした上昇がおきていますが、中身が無い以上78円ミドルより上控えているストップを刈り取ったのであれば、また、ゆっくり落ちるのかな?と言うレンジでの動きを想定しています。