FXで良くあるストップについての議論

 [2012-05-09] FX関係の友人を通じて新しい方と出会うと、決まって話のネタが無い事からストップの話に花が咲きます。今日は、そんなストップの話についてです。

ストップを押そうとしている様子

 FXの話になると、良く話題に上るのが「ストップ」についてです。「○○さんはストップはいくつに入れていますか?」「損切りの目安はいくらにしていますか?」と言った話です。

 私はストップについては隠す事でも無いので、このFXファイブのブログ内でも何度か書いていますが、最大ストップは30pipsに設定しています。

 これは、デイトレだろうがスキャだろうが長期保有狙いのスワップトレードだろうが関係有りません。一律で30pipsを設定します。

 しかし、このストップ幅は悪魔でも最大ストップ幅で、このストップ幅をできるだけ狭くする事が私のトレードの根本的な部分になっています(要するに相場をテクニカルポイントまで引き付けた売買です)。

 利益確定が非常に遅いと言いますか、下手と言いますか、100pipsの利益が出ても利益確定は30pipsで「何のこっちゃい!」と1人突っ込みを入れる事も多々あります。

 しかし、FX仲間内でストップの話題が良く上る事について、やっぱりFXを始めたばかりの人は「ストップを入れるから負けるのでは?」と思っている人が多いんだなと感じます。

ストップを入れる理由

 実際、私もFXを始めて突然勝てるようになった訳でも無く(今でも負ける恐怖に震える毎日ですが・・)、大損した経験をもちろん持っています。

 その大損した経験は幾つかあるのですが、その大損したトレードで共通しているのが「ストップが入っていなかった」なんです。

 「なぜストップが入っていなかったのか?」と言うと、当時は外貨預金風の資産運用でコツコツ勝てるのでは?なんて考えて、色々とトレードをしていたのですが、決まってある程度利益が出た後に「ドカン!!」なんて事になっていました。

 そこで、自分のトレードを改めて、広いストップに変更してトレードを試してみるも、またもや「ドカン!!」。

 「広いストップならば掛からないだろう」なんて考えてトレードしていて、いざストップが近くなってしまうと、「ここまで我慢したんだ」なんて考えが浮かんできて「あと50pipsなら・・」と次々とストップをずらしていって、結局は「ストップ何て入ってなかった」なんて言う状態でした。

 そこで、上限と言う形にして「ストップが30pips以内に置けるならばトレードしても良いよ」と言う風にしてあげる事で、相場を引き付ける事にも役立ちますし、無駄に相場を追いかける事も無くなります。

 もしも、FXを始めたばかりの初心者の方がここにいらっしゃいましたら、私のように「ドカンドカン!!」のお祭り騒ぎが嫌ならば、「少なくともストップは入れておいた方が安全かと」私は考えます。