お祈り投資法は負けトレーダーの証

 [2012-05-01] ここぞと言うような大金の掛かった取引を行ったした時に、「頼む落ちてくれぇ!!」と心の底から思った事は無いでしょうか?

 恥ずかしながら、毎日エラそうにFXについて「あーだこーだ」と書いている私は、今でも神頼みとなって「神様1回だけでも良いから落ちて!!」と散々なトレードをやってしまっている日には神様に祈って投資を行ってしまいます。

お祈り投資を聞いてくれる仏像

 そんな時の神様は決まって同じような態度を私に示してくれます。そうです。無視です・・・「チーン」。

 そうですよね、困った時にしか祈らないような私のような無宗教人間を神様が突然「よし分かった」と言って助けてくれるはずもありません。

 私は、できるだけこのような祈願投資法と言いますか、お祈り投資法と言いますか、神様にトレードの命運を祈る事はしないようにしようと思っています。

 まず、神様に祈っている時点で、その日のトレードは最悪の展開と言う事ですので、私が神様に祈った回数が多い年と言うのは必然的に収入が悪いと言う年になっているように思います。

 しかし、5年ほど前に神様に祈る事をできるだけ止めるようにしたんですね。神様に祈りそうになるような相場展開になる寸前のところで、「神様は忙しいんだ!!俺は俺でトレードしなくちゃいけない!」何て1人心の中で呟きながら黙々とチャートに向かって「落ちろ~落ちろ~!!」念力を込める事は有りますが(笑)。

 そうすると、不思議なことに1日で100万と言うような大敗するような事は無くなってしまいました。

 これは、私だけの特別な事なのかも知れませんが、「神様に祈ったら負けるのでは?」と考えても良いのでは無いかと思うほどです。

 もしかすると、それまでの神様に厳しいトレードの時に祈っていたのは、心の何処かでトレードの責任を神様へと押し付けてしまって、損切りボタンを押せない自分に対しての言い訳を作っていたのかも知れないと・・・。

お祈り投資法を止めて変わったトレード

 お祈り投資法を止めて思った事は、まず無謀なトレードの回数が激減しました。やはり昨日のトレードで負けた後に私が考えていることでも書きましたが、トレードは熱くなったら負けるものなのかも知れませんね。

 神様に祈る時は、ほとんどの場合が連敗をしてしまった後で、連敗してしまって「なんで思った方向へ動かない!!!」と半ば半切れ状態になりながらのお願いします神様と言った状態です。

 そんな無謀なトレードは無いに越した事ありません。そこで、いっそのこと「神様に頼った投資なんて止めてしまえ!!」と言う状態になったと言うことです。

 しかし、やはり今でも年に数回、「おいおい、さすがに神様お願いしますだ~」と言う日は有りますが、「ヤバいヤバい、祈っちゃダメだ!!」と必死に祈る思いを心の奥へとしまう努力をしております。

 そこで、実は祈らないで済む方法があるのですが、その方法として1番目は現実逃避です。

 もう、チャート前から離れてしまいます。もちろん、ポジションは全て損切りしてしまって、もう一目散にパソコンの前から離れてしまいます。その後は、ゴルフのスイング練習や朝っぱらからお風呂に入ったりして気分をリフレッシュします。

 もう1つの方法は、それでもチャートにしがみついて「自分で勝つ!!」と言い聞かせます。これは、大相場の時には結構効果的で、大相場になると必ず奈落の底では大反転が待っています。

 そんな大反転の流れに一気に乗ってしまい、驚くような利益を出してしまうようなケースです。

 しかし、「自分で勝つ!!」と思って次のトレードも負けるようでは、それこそ神様に祈りたい気持ちになってしまうので、そんな時こそ現実逃避して、頭の中をすっきりさせてから相場へと再び戻るようにしています。

 そう言えば、今年はまだ神様に祈るようなトレードは1回もありませんが、できるだけ投資の神様も休ませてあげて、自分で頑張っていこうと思っています(笑)。