少し変わった見やすいFXチャート

 [2012-05-05] 今回は、余りFXを始めたばかりの人や初心者は実践していない?少し変わっているけど見やすいFXチャートの例を紹介したいと思います。

 FXトレーダーの多くは色々なインジケーターと呼ばれるテクニカル指標がギッシリ入ったチャートを駆使しながら相場を分析していると思いますが、私のチャート自分を整理するためにたまに少し変わったチャートを使っています。

見やすいFXチャートの例

 上が私が今回作成したチャートの例ですが、記入されている文字については全てデタラメで例として紹介しているだけです。

 何が一般に使われているチャート違うか分かりますか?「俺もそんなチャート使っているよ」と言われたらそれまでなのですが、まず、このチャートには赤色のトレンドラインと黄色のトレンドラインが引かれていると思います。

 色は今回適当に選んでみただけなのですが、こうやって色を分けて「このトレンドラインはどうかな?」と考えながらもチャート全体を見渡しながら引けそうな箇所にガンガン引いていきます。

 そして、余り意味が無いかな?と思ったら途中で意味の無いと考えたトレンドラインだけを削除してしまいます。この時に1つの頂点(高値・安値)に対して色別に分けてトレンドラインを引いてあげてください。

 そうすると、上のように赤い色のトレンドラインと黄色のトレンドラインが重なっているような箇所が必ずできるはずです。

 この重なって推移しているトレンドラインには私は特に注意して相場を追いかけるようにしています。それは、短期トレーダーであれば赤い色のトレンドラインに対応したトレードを行ってくるし、スイングなど比較的に長期で相場を張っている方は黄色のラインで取引を行ってくる可能性が考えられるからです。

 と言う事は、今回上のチャートのように赤色と黄色のトレンドラインが重なっているラインと言うのは、短期トレーダーも長期トレーダーも売りを入れやすいポイントとなっている可能性が想定できます。

 つまりは、そのラインは他のトレンドラインに比べて比較的に反転しやすいポイントなのでは?と言う推測を立てる事が可能になります。

 もちろん、そのラインをブレイクしたら買いでついていきたいような相場展開になる事も考えられますし、そのラインがだましの対象になる事も考えられます。

 ただ、短期・中期・長期で運用しているトレーダーがポイントとしていて、分かりやすいテクニカルポイントとなる位置については確実に頭に入れておきたいからです。

ニュースのネタをチャートに書いてビックリ

 次に、なかなか一般のトレーダーにとっては難しい事ですが、FXニュースを見ていると「ロシアのまとまった買いが入ったとの噂」や「中東系の買いが先行している模様」と言ったマーケットニュースが得られる事があると思います。

 他にも海外メディアの情報にも目を配っていると、様々な噂や最新の情報などがポロポロとこぼれている事があるのですが、そのポイントを整理しておくと後で思わぬ収穫が得られる事があります。

 例えば、上のチャートは完全に私が作り上げた仮想の売買情報が入っていますが、「ロシアの買い」が入ったポイントが「短期レンジが割れた場所なんだな」と確認しておくことで、次にそのラインまで相場が下落した時に、そのラインにはロシアのバックにロングする事が出来る事を意味しています。

 逆に、そのロシアが買ったとされるラインを下に割れてくるようならば、今度は「ロシアのストップがあるのでは?」と言う考えが浮かび、さらに「ロシアのストップを巻いたら少し走るかも?」と言った、ストップを刈った後の値幅のイメージまで事前に持つことができます。

 こう言ったマーケットの噂や話は、どれが本当で、どれが嘘なのか、真実を見極める事は非常に難しい事ですが、ある程度このようにチャートに記載しておくことで、いざと言う時の相場に対する対応が全く違ってきます。

 もしも、チャートにインジケーターを沢山入れてしまって、何が何だか使っている本人も分からないようなチャートを使っておられるのであれば、相場が休みの日でも良いので1度上のようなチャートを作ってみて、自分の相場感を整理してみても良いと私は思います。

 相場は世界のマーケット相手にやっていて、ヘッジファンドは個人トレーダーのポジションを知っていて、「こっちだけ相手の手の内が分からない」ではアンフェアですからね。

 相手の手の内もこうやって地道に調べて言っていると、「ここはシツコク買ってくる」や、「ここは直ぐに手のひら返しするな!」と言う傾向が少しわかってくるので時間がある方は試してみてください。