相場の3度目の正直

 [2012-11-27] 今日は少し私のマイルールと申しますか、「トレードの制約」について話をまぜながらドル円のトレードについて書いていきたいと思います。

 私のトレードスタイルで最も大事にしているのは「深追いは絶対にしない」と言う事です。まずはドル円の日足相場のチャートを見てください。

ドル円日足2012年11月27日

 このようなウナギ上げとなっているチャートで相場が落ちると考えて売り続けていたならば、資産はいくらあっても足りません。もちろん何千億円と持たれている方は、資産分布だけに集中しておれば上手くこういった相場でもナンピンを重ねて乗り切れるかも知れませんが・・。

 恐らく多くの人は途中で散財してしまう事になるのが関の山です。

 私は、自分の仕事を辞めて専業トレーダーしてなったくらいですので、他の方以上に恐ろしいほど自分に対しての自信があります。所謂、過剰な自信です。

 過剰な自信は時として相場に対して強気に攻める事ができ、大きな利益を生み出す事に繋がりますが、自分の思惑とは反対に相場が振れるような事になると「どうしてこの分析結果なのに反対に相場が動くんだ?」と何度も刈り取られたポジションを見ると新たにポジションを入れてしまうと言う悪循環に陥ります。

 1日の内に何十と言うストップを刈られた経験ももちろんと言って良いほどあります。

 そこで「3回までのエントリーしか許さない」と言う何度か紹介しているルールに辿り着いたのです。

 例えば、この日足の上げを見て昨日まで弱気に推移していた相場ですが、私は2度ストップを巻かれました。

 しかし、日本時間の下げを見た私は迷わずにロングでエントリーをして81.894でロングを掴む事になっています。つまりは、3回目までなら負けても良いと言う暗黙のルールが役立っている事になります。

ドル円1時間足では反転の兆し

 1時間足でのトレンドは完全に下げトレンドを形成している形となっていますが、今回の上げは時間的に日本時間の打ち込みの後で上げる形となっています。

ドル円1時間足2012年11月27日

 日本全否定の流れと言うのは、私は大きなトレンドが起きる可能性を大きく含んでいると考えています。

 今回は日本時間に打ち込まれたのでチャンスだと思い買いで入ったと言う状況になりますが、現在はその反転に合わせて鶴の一声ではありませんが、安倍さんの一声で上がっている形となっています。

 日銀がインフレ目標を2%に設定すると言うだけでこの反応ですから、野田さんが以前何度も「断固たる・・」と連発しても一切効果が無かったドル円相場とは今は違う事が分かります。

 元に、安倍さんは野党の党首であって、まだ首相では無いのにここまで相場が反応を見せると言う事実に少し笑えるところはありますが、下値を攻め疲れたと言う点も追い風になっていると考えています。

 チャート的に考えると、黄色のトレンドラインをブレイクする事を私はイメージしたトレードとなっていますが、得意の半分伸ばす作戦となると言うのは確実だろうと思います。

 さて、最近のアメリカの指標はまた悪くなる一方で特に失業者の増加はとても気になるところではありますが、バーナンキ氏はQE4と言う話はさすがにまだ出せないのでは?と考えています。

 また、イギリスのキング総裁の後任が、元カナダ銀行総裁のカーニー氏に決まって驚いている事ではありますが、それもこれもLiborの不正疑惑が尾を引いている形となっています。

 手仕舞いまであと少しです。眠い目をこすって今日もがんばりましょう!!