ドル円の大陽線に

 [2012-11-16] さて、今週末は優雅に平日からアルコールを摂取できると言うご奉仕の週となりまして、今日も金曜日と言う事が有って、昨日の内にお試しで高値付近で少し売っていたものも先ほど81円割れの手前で上手く利益確定しております。

 もう今日はこれで手仕舞いですので、もう夜からは完全に左団扇といきたいと思っております。

 では、今日も恒例となっているドル円の日足を見ていきたいと思います。

ドル円2012年11月16日日足チャート

 完全にオーバーシュート気味になっています。オーバーシュート気味と言う事で売り掛けにくるのは分かりやすい相場の反応であるように思っています。

 もしも、昨日の上げ幅を全て吸収するような大陰線を日足で作ってしまう展開が本日起こるとするのであれば、私は一気に売り方に目線を変更したトレードが必要だとも考えています。

 それは、週足クラスで見ると「大きな上髭を付けた陽線で引ける」と言う事を意味するからです。

 揺れているのは日本の政局についてなのですが、自民党が第1党となるのはほぼ間違い無いと私は考えているのですが、本日物価目標を2%と設定すると発表しています。

 2%の物価目標とすると言う事は、現在の日銀が設定している物価目標1%(達成する見込み無しとの見方)を更に超えて、アメリカの物価目標と面合わせになる事を意味します。

 2%までの金融緩和を行うとするのであれば、アメリカのQE並みの60兆円~80兆円の追加金融緩和が必要だと言う事になってきますが、その辺りも今後の金融市場を見ながら吟味する必要がありそうです。

ドル円の1時間足ではやや上げ疲れ

 さて、では少し無理やり感が否めませんが、1時間足のドル円にトレンドラインを引いてみました。まずはそちらをご覧ください。

ドル円2012年11月16日1時間足チャート

 割れたトレンドラインが、今度は高値レジスタンスとなって頭をキャップする形となって推移している事が分かります。

 こう言った展開はしばしばチャート上で見られる展開なので、最低限のチャートの知識として覚えておいても損は無いように思います。

 このまま下押しするのであれば、完全にロンガーに対する握力検査的意味合いだと今のチャート上では言えるので、カットするストップは80.5が目先の目標と言ったところになると考えています。

 ただし、80円~81円には個人投資家のショートポジションが乱立している事もあり、このショートを救出に向かう相場展開が起こるのであれば、来週にかけてのドル円の上昇は厳しいと見ても良いかも知れません。

 この80~81円でショートをホールドしている投資家を殺しにかかるような上昇をするのであれば、来週は更にストップを巻いた面白い展開が見られるかも?と言うワクワクは否定できませんが・・。

 最後に、白い○で囲んでいる箇所が、短期的に高値の目安となっているローソクですが、この高値をバックにした売りも入ってくる事が考えられます。

 NY終盤にジリジリ上げていった相場がこの高値近辺までくるならば、お尻に火が付いたショーターはポジションを投げてくる事も考えられるので、その辺りも注意が必要になるかも知れないなと考えています。