格付け会社による主要国の格付け

 [2012-10-13] 今日は、相場が止まっていると言う事で、先日スペインの国債の格下げがありましたが、3大格付け会社が付けているレートについてに英語版ロイターで掲載されていたので、国名の翻訳をしておきたいと思います。以下がロイターよりの抜粋した国債の格付けのレートです。

 抜粋元サイト:Credit ratings Reuters

ロイターより3大格付け会社によるレート

 国名を上から順に日本語へと翻訳しています。

 ・アメリカ
 ・日本
 ・フィンランド
 ・ドイツ
 ・ルクセンブルク
 ・オランダ
 ・オーストリア
 ・フランス
 ・ベルギー
 ・エストニア
 ・スロバキア
 ・スロベニア
 ・マルタ
 ・イタリア
 ・スペイン
 ・アイルランド
 ・キプロス
 ・ポルトガル
 ・ギリシャ

各国の国債のレートから見ること

 こうやって各国の国債レートを見てみると、ムーディーズとS&Pが3大格付け会社の中でも先行した攻めた(先行した)格付けをヨーロッパに対して行っているように見えます。

 しかし、フィッチに関しては日本に対して他の2社よりも厳しい格付けとなっている事に少々違和感を覚えなくは無いデータとなっていると思います。

 この表が示しているデータを見ると改めてギリシャについてEU諸国が苦しんでいる様子が分かります。

 さらに、ここ最近守ろうとしているスペインとイタリアについて、この2国の格付けがもしもジャンク級へと引き下げられるとするのであれば、まさにEUは崩壊路線へと進んでいく事が考えられるでしょう。

 考えてみたら恐ろしい事です、ロシアから独立してまだ期間が経過していないエストニアよりも下の格付けが与えられており、さらにそのような小さな国が、自国よりも裕福な生活をしているギリシャやスペインそれにイタリアに融資しているのですから納得はいかないでしょう。

 私の友人の1人にエストニア人の女性がいますが、まだまだエストニア国民は貧しい生活を送っていると2年前に話した時に聞いた事が頭に残っています。

 このヨーロッパ問題が収束するのか?トロイカの次回レポートでまた一波乱有りそうな気がしてなりません。