10月15日ドル円の相場展開とソフトバンク

 [2012-10-15] さて、先日のドル円についてのFXブログでは、日本時間に少し上げる展開を予想している事を書かせて頂いておりました。

 案の定、相場は日本時間から強めな動きを見せてくれていましたが、まずは日足チャートを見てみたいと思います。

2012年10月14日のドル円日足チャート

 こうやって見ると、現在も相場が上昇を見せていますが、79円に乗るようならば円高へのトレンドはブレイクで終了と見る必要があります。

 そんな中、「そうはさせじ」と必死で78.8付近を守ってくる連中が出て来る事は、予想できそうなチャート展開になっています。

 79円を付けたとして、79円まで引き上げられるようならば、今度は「だましとしてブレイクした」と見せかけたい勢力が息を吹き返してくるとは思いますが、ここまでのラインをブレイクしてしまうと、それ相応の売り込みが必要な事も考えられるため、個人的にも売りにくくなる相場だと見ています。

 では、次に1時間足で相場を追いかけてみます。

ドル円の1時間足で少し詳しく見る

 1時間足を見ると、「昨日黄色で怪しいラインだな」と紹介していたトレンドラインが見事に機能していると言う不測の事態となっていますが、この要因は一体なんだったのでしょうか?

2012年10月14日のドル円1時間足チャート

 個人的な情報によると、「ソフトバンクの米企業買収に絡んで邦銀がちょっと元気に動いている」との話が聞けていました。

 ちょうどチャート上に白い○で囲んだ箇所があると思いますが、その辺りではアカラサマニドル買いが出ているとの市場ニュースも流れています。

 邦銀としても今回の買収では1兆5000億円と言う大金が動くものですから、ソフトバンクへ貸し付けたい銀行がこぞって集まっているとの話も出ていますし、その情報が出て日本企業の円高を理由にした外国企業買収が後を追いそうな予感も出ています。

 やはり、過度の円高状況を受けて日本の製造が苦しくなっている中、海外で生産せざる負えない状況もありますし、中にはフィリピンでは特に日本企業を国家ぐるみで斡旋している話もあります。

 ともすれば、79円へとショーターを刈り取りに行くのかな?と思わなくもないですが、邦銀筋からしても中々高値ドル買いは嫌でしょうから、安いところで買いたいと言う思いもあるはずです。

 つまりは底堅く推移する?と言う想定は何となく投資家のイメージに刻まれそうです。

 いちを、夜にはドル円の息切れを考えていますが、ドル円と言う通貨は一度火が付くと止められないほど鰻登りをする通貨ですので、もしも「上げ止まらないな」と少しでも思ったのであれば、売りは無しで注意してトレードしていく予定を立てています。