ドル円の展望と2月に入る事

 [2013-1-27] 今日は日曜日と言う事で、来週のドル円相場についての個人的な戦略について書いていきたいと思いますが、なんせ先週は友人からの「売りが入る噂がある」との話が無ければ、火の車であっただけに、今週末は若干ですが不安な状態で書き進めていきたいと思います。

 それでは、いつものように週足が確定したドル円の週足チャートから見ていきたいと思いますが、「もの凄い」と言いたくなるような足で確定をしています。

ドル円チャート2013年1月27日週足

 さて、上の週足チャートを見て頂きたいのですが、白い○を付けた箇所が直近3本のローソク足になりますが、この3本がいずれも陽線で大きな下髭を抱えている事になります。

 下髭が出ていると言う事で、これは「強い上昇への需要がある」と見るのが来週の基本的展望となってくる事になりますが、上げるのであれば93円と言うポイントが視野に入ってくるように考えています。

 さらに形状としては2月に入ってくると言う事で、相場のリズムが変わってくる事も想定していく必要があるのが、来週の相場のポイントとなってくると思うのですが、週足が上髭で引ける事を想定しながら取引をしていきたいと考えています。

 つまりは、週頭から下攻めが行われ上値追いの展開となり、一定のポイントで高値が売られるパターン、もしくは週明けから高値追いの展開となり、高値を叩かれ下攻めが入り引き際に買い上げが入ると言うパターンが想定できるようになります。

 しかしながら、実際には蓋を開けてみないと分からないのが本音となってくると思いますが、一旦相場が陰線を付け、下へと向かう展開が将来的にあるとするのであれば、大きな取れ高を狙えるポイントでもあると考えられるため、一定の高値追いの展開となれば、しっかりとした売りをしたいと考えています。

日足も強気相場の展開

 では次にドル円の日足を材料にして、もう少しドル円がどのような傾向にあるのか追いかけてみたいと考えています。

 週足は非常に強い傾向をイメージさせられる形となっていますが、日足はどのようなものになっているのでしょう?下のドル円日足チャートをご覧ください。

ドル円チャート2013年1月27日日足

 少しごちゃごちゃとしてしまいましたが、まずは黄色のトレンドラインに注目して見ると、1度下抜けしたように見せかけ、その後に再び強さを取り戻しトレンドラインをダマしとしてしまっています。

 このパターンは非常に強い展開を投資家に与えるものですが、実はまだ強さを示すチャートパターンがあります。

 次に白い○で囲んだ箇所に注目して見ると、小さめの陰線で数回に分けて下落傾向あった中、1本のローソク足でそれを挽回するかのように下落を帳消しする展開となっています。

 このパターンは強い買いを示唆するローソク足パターンとして知られているのですが、案の定、金曜日は陽線で引ける形となっています。

 次に、少し見難いですが、白い○内にあるオレンジ色の○に注目してみてください。

 2回に渡り発生している下落を帳消しにする強い陽線の発生ですが、1本目の場合には強い陽線が発生した後、オレンジ色の○で囲んだ陽線が発生していますが、これが上髭を帯びている陽線であった事が分かります。

 しかし、2回目に発生しているオレンジ色の○内の陽線は、上髭陽線と呼ぶには上髭やや短いように思えます。

 これは、月曜日から強気の動きをするのでは?と言う思惑をトレーダーに与えるチャートパターンのように考えてしまいます。

 さて、今週末もドル円について書いてきましたが来週は2月へと入ってくる事で、大きな相場の転換が起こる可能性も否定できません。

 しかしながら、「明確なサインが無いまま相場転換を意識するのは危険」と言う意見も御もっともかと思います。

 来週の動き出しを見てみないと少し難しい展開となりますが、来週は逆張りがおいしい展開になるような気がしているのは私だけでは無いかも知れません。