ドル円下値目途達成

 [2013-1-8] 色々と海外のサイト等やデータなどを見返しておったため、本日のブログ更新は少し遅くなっています。

 それにしても、「月・火曜日に売るドル円」の先週のブログで紹介させて頂いておりましたが、結構ツボにはまった内容となっているのではないでしょうか?

 実を言うと昨年からチェックしておくべき内容だったのかも知れませんが、今日は今年2013年度のFRBのメンバーについて調べておりました。

 まだ、まとまっていないので、また後日思い立った時にでも紹介できればと思うのですが、メンバーについて軽く見ておりますと、やはり今年度末、もしくは来年にアメリカの利上げがあるのでは?と考えております。

 直近のFOMC声明でもありましたが、正しく内容に沿ったメンバーとなっているように個人的には考えています。

 さて、前置きはおいておいて、特に今日何かのトピックに沿って紹介する訳ではないですが、現在の相場状況をチャートから考える方向で話を進めていきたいと考えています。

 では、まず始めにドル円の日足チャートの形状から見ていきたいと思います。

2013年1月8日 日足ドル円

 さて、○を付けた日足の直近のローソクに注目して頂けると、今後のパターンが見えてくる事があります。

 まず、本日ののローソクは現在陰線となって推移している事が分かりますが、この陰線がNYタイム後半に買いが入る事で下髭で引けた場合には、明日の相場は高値挑戦になる事を意識する必要があると考えます。

 その理由として、下髭を付けた動きとなりますと日経平均が10500円台での推移となり、やはり高値追いの展開へと移行しやすいのでは?と言う考えになるからです。

 更には、年明けの利食いの動きと、早めにドル資産を売った輸出系の流れも考えてみても売り材料の消化がある程度満たされた事が想定されるからです。

 やはり、10500のように心理的な節目となるポイントは底固めの動きとなりやすい箇所と言えるので、個人的には今日の夜がドル円の動きの枝分かれとなるのかな?と言う考えに到達しています。

 そこで、少し注目してみたいのは日本時間朝方に予定されているジェフリーラッカー氏の発言になりますが、今年はラッカー氏はFOMCのメンバーとなっていないため、影響力と言う意味では昨年より落ちる事が考えられますが、昨年にどのような話し合いがされていたのか?と言う事を語ってくれればFRBの先行きについて少し曇りが晴れるようにも考えています。

ドル円1時間足で今週の流れを確認

 さて、次は1時間足に時間軸を切り替えてドル円の動向を探っていきたいと思いますが、全ての基準は白い水平線辺りにある事が分かると思います。

2013年1月8日 1時間足ドル円

 つまり、今夜の攻防はこのラインを巡っての売り買いが交錯して来る事が想定されますが、もちろん白いラインより上で引けるならば、明日の展開は強気、下で引けるならば弱気と見ています。

 その流れによって明日の取引を切り替えていくことになりそうですが、黄色のZIGZAGと引いたラインに注目して頂けると、今回高値からの調整となったドル円の動きが短期で変則的ですが三尊を作っていた事が分かります。

 大雑把な計算から算出すると、この三尊からの相場下落の期待値は77.20辺りと言う計算になるので、本日の下押しを考えると、ほぼ目標は達成された事が分かります。

 私は先日からホールドしておったポジションは、そこで4分の3を決済してしまい、残りは中期的に落ちた場合にホールドしている物のみとなっています。

 こうやって考えてみると、今夜は下値目標達成と言う事で、上値についてのアタックが始まりそうな形のように見えますが、次に白い○に注目してください。

 この白い○で付けた箇所は三尊を形成させまいとダマシとなって下髭で引けている事が分かりますが、今はこのダマシ方向へと相場が振れており、白い水平線を更に固くしている事が分かります。

 次に赤い○のポイントを見て頂けると、今度は下抜けしている相場に対して陽線が上髭となって白い水平線突破を阻んでいる事が分かります。

 相場全体の流れとして、この白いライン付近77.8辺りがどうやら焦点となって推移してくる事が想定されますが、まだ年始とあって板が完全とは言えません。

 たわいもない事で大きくブレル動きが起こる可能性も否定できないので、その辺りは慎重に攻めてみたいと考えています。

 本日の内容は余りお役に立てるような、面白い内容では無かったかも知れませんが、今日はこの辺りで終わりにさせて頂きたいと思います。