ローソク足と売りポイント

 [2013-1-12] さて、今日は相場もお休みですしFXチャートの基本でもあるローソク足に注目して、簡単なおさらいと売りポイントについて考えていきたいと思います。

 これは悪魔で私の個人の裁量トレードでのチャートを見ている事が基本となっているので、酒田五法などから少しずれてしまっているかも知れませんし、もしくは同じような事を書いているかも知れません。

 また、ローソク足のエキスパートの方からすれば面白くない内容かも知れませんが、もしもお時間が許すようならばお付き合い頂ければと思います。

 では早速売りパターンを見ていきたいと思いますが、ローソク足のパターンは私の手作業での自作の画像となっておりますので、分かり難いところはご容赦して頂ければと思います。

ローソク足パターン

 さて、では早速始めていきたいと思いますが、私が上のようなチャートパターンを探しているのは基本的に30分足を使ってです。

 つまりは短期的な相場転換のサインを探している訳ですが、まず①のチャートパターンをご覧ください。

 少し分かり難いですが、赤が陽線、青が陰線を示すチャートパターンとなっています。

 まず、このようなチャートの波形を作る時の多くは日本時間に発生する事を私は期待しながらドル円チャートを追いかけているのですが、まず大きな上髭ができながら上昇していくドル円に注目してください。

 一見、上髭発生で売り相場への転換が示されたように見える形状となっているのですが、大きな上髭を出しながら相場はドンドン上昇していきます。

 このパターンの多くは日本の仲値時間に起こる事が多いパターンとなるのですが、上髭連発後に小さな陰線が発生するのが10時ごろの足で、その後、高値を再び突破したところで売り相場へと切り替わるパターンです。

 特徴として、仲値が終わったので輸入筋からのドル買いは無いだろう?なんて思って売り転換だ!と思ったとたんにバーンとストップ刈りで高値突破を見せるパターンです。

 このパターンは2回に渡りエントリーをする事を頭に入れながら私は売り向かっています。

 一回目は仲値時間辺りで上髭ローソクが終わった後の陰線が出る直前、または上髭陽線が連続して起こり始めて「そろそろ上髭が陰線になる」と確信する瞬間です。

 そして、次のタイミングは高値を抜けてしまい先のポジションが刈られた陽線を高値とした売りです。

 もちろん継続してドンドンと上げていくパターンもあるので、レンジブレイクやその他ファンダメンタルズ的な要素には注意しつつエントリーをする必要がありますが、相場の反転ポイントで私のストップがいつも小さくて済んでいるのは、このようなタイミングで入っているからです。

②③での売りポイント

 続いて②の売りポイントに話をしたいと思いますが、②の形は典型的な売りを示唆する形で、高値を付けた陽線と合わせるように陰線が付いてきて、その2本のローソク足が高値を形成すると言うパターンです。

 このパターンは日足などでも見られる高値形成パターンとなっていますが、「陽線が出た後で相場はその方向では無いよ!」と完全に上げようとする力を否定する力が押さえつけた展開と示唆します。

 この時、陰線が実態を持たない下髭の長い陰線となり確定足となってしまった場合には、非常に強い買い勢力がゴロゴロといる可能性が高いので、特に売りに警戒するパターンとなるので注意が必要になります。

 また、このパターンは①で高値を付けた後に②が発生して強い下落を示唆する追撃の売りポイントとなる事も良く見られるので、覚えておくと相場が面白くなるかも知れません。

 最後に③のパターンですが、注目すべきは高値となっているローソクが実態が小さく髭が出ているパターンです。

 このパターンも比較的良く見られるローソク足の形状なのですが、②で書いたようにローソクの実態が下髭となって確定足では十字のようなローソクとなるパターンです。

 この足が発生すると恐らく多くのトレーダーが相場に対して反転を見込み売りに入る事が多いので、十字のローソクの次の足では上髭が余り無い実体の大き目なローソク足を付ける事が良く見られます。

 酒田五法ではこの実体の大きな陰線確定がエントリーとなっていたように記憶していますが、それではストップを比較的広くとる必要が出てくるので、私はそれより前にエントリーする事を心掛けています。

 と、簡単にローソク足パターンで売りの形を見ていきましたが、慣れてくると、このようなローソク足の連続が起きる?と先読みしてドンドンエントリーをするようになってきます。

 もちろん、この形状が出れば100%とは言えませんが、逆にこのパターンが発生後に高値を巻く動きが発生したならば、その相場は非常に強い?と言う感覚を受ける事になる事が多いように思います。

 ではでは、今日はここまでです。