ドル円来週の高値を叩く

 [2013-1-20] 今日は、昨日に書くと言っていたドル円の来週の展望について書いていきたいと思います。

 まずは、週足チャートに色々と描写してみたので、下のチャートをご覧ください。

2013年1月20日ドル円週足

 上のチャートをご覧いただけると分かるように、以前にも紹介しましたがドル円の動きが週足レベルで見ると前回の上げとそっくりな形状になっている事が分かります。

 この前回大きく上昇を見せている相場は2012年に入り、アメリカのQE後退や2011年に発生した震災より下値は無いだろうと考えるトレーダー達により大きく買い上げられたパターンです。

 この時よりも時期的な感覚でチャートを見ると、少し早い時期からスタートした相場展開となっていますが、「市場に楽観的なムードが流れていた」と言う意味ではどちらの相場展開も同じと言う事は言えると思います。

 この2つのチャートパターンを見ると、白い○で付けた箇所が、①大陽線②大陽線③下髭陽線④下髭陽線と4つのパターンが酷似している事が分かります。

 高値圏での下髭陽線と言うローソクは基本的に非常に強い買いをトレーダーに示唆させるものとなるため、この2発連続の下髭陽線のパワーは来週の頭は買いで動くのでは?と言う考えになってしまうところです。

 そこで、私が今注目しているのは赤い○を付けたローソクなのですが、来週火曜日の相場は日銀の会合が予定されており、月曜日・火曜日に付けた高値が日銀の中身を見て利益の確定売りが入ってもおかしい展開ではありません。

 この予想は、過去のチャートに従った、若干オカルト気味の相場の見方になりますが、アメリカの債務引き上げが3ヵ月レベルでの合意をするのでは?と観測が出ている今、反対に失望が出る可能性も否めません。

 また、欧州発での債務問題のニュースが非常に落ち着いている、言い方を変えれば落ちすぎすぎている状態とも思えて仕方ありません。

では何処で売るべきか?

 この予想は非常に難しいところなのですが、ベストな条件としては日銀の期待が最大になる時、もしくは日銀の発表で期待以上の結果となった場合の2つの売り場が有ると思うのですが、それも何時、何処でと言う予想は非常に難しい点となります。

 しかしながら、一定の目安を持っておく事で、後々の相場展開について反応がしやすいと思うので、月足から売りポイントとなる可能性があるところにラインを入れてみました。

2013年1月20日ドル円月足

 さて、上には月足レベルでの抵抗ラインとなるラインを少し太めのラインで入れてみましたが、このように太めのラインを入れている理由は(曖昧にしているからです(笑))、少し短めの時間軸で見ながら何度かに分けて売ってみようと考えているからです。

 もしも月曜日からパターンにはまり買い方向での動きが見られるのであれば、短期レンジブレイクで買いに入り、火曜日の朝には手仕舞いを目指し、火曜日からは高値追いの展開となった場合には売りで付いていってみたいと考えています。

 更に握ったポジションに関しては、来週陰線付けとなるようであれば、2週~3週レベルの調整相場の可能性も期待してのホールドとしたいと考えています。

 まだ、もう少し書いてみたい事があったのですが、今日は使用の関係でここまでにしたいと思います。

 明日からは新しい週が始まりますが、明日からも張り切って参りましょう!