今年最後の取引に

 [2012-12-29] さて、昨日が今年最後となった訳ですが、私は昨日に今年最後のポジションとして売りを入れていた4枚が最後となりました。

 残り半分は持越しとなっていますが、ようやく・・・いや本当にようやく・・・調整局面となってくれたドル円のおかげでサブ口座の方でも12月に利益を出して終わる事ができています。

 今年を振り返ってみると、「やはり最後の12月相場は難しかった」と言う事に尽きると思いますが、全体的には何とか「やれやれ今年も正月が来るな」と言う思いでおります。

 相場は常に生き物のように変化していくものでありますが、今年一番の印象と言えば、真綿で首を絞めるようにジワジワと落ちて行ったユーロドル・オジドル相場ですね。

 私はユーロドルの曲師となってロングで何度か入れてしまったと言うのも思い出されるトレードです(笑)。

 クロス円については、ほとんど触る事も無かったのですが、インターネットで「クロス円なんてノイズの多い通貨触るなんて素人」と言うコメントが入っていたのが今年は印象的でした。

 私の知人でもあり、もう数年もプロのトレーダーとして取引をされている方がいらっしゃるのですが、その方のメイン通貨はポンド円です。

 相場には愛称と言うものがあると思うのですが、「○○の通貨がメインだから素人」と言うのは大きな勘違いだな・・。と感じた事を思い出します。

 さて、色々と有った今年1年の相場でしたが、2013年は一体どのように向かっていくのでしょうか?

2013年の事を考えながらドル円チャート

 では、今日は今朝確定足となったドル円の日足チャートを見ながら少し色々と考えてみたいと思います。

 始めにドル円の日足チャートをご覧ください。

2012年12月29日 日足チャート

 ようやく、年末に最後になってドル円が高値陰線で引けている事が分かります。個人的には来年頭からこの流れを引き継いで動くのかな?と言う事を想定しています。

 最近年末に必死になって売りで相場についていっているのも、この調整局面を待っていたからなのですが、「できれば完全に手仕舞いで終わりたかった」と言う気はあります。

 しかも、最後のショートは半信半疑のショートとなっていたので、すっ高値と言う訳でも無く高値反転の上髭を確認した後だと言う事も若干気がかりです。

 「本当に難しかった」と言うのが本音ですが、こういう展開に逆張りで入る場合には諦めた者が負ける展開となるので、私は自分の想定している相場展開をできるだけ諦めないで付いていくようにしています。

 特に、大きな負けを積めば積むほど怖くなってくるのですが、その怖さが極限にまで達した時に相場は反転すると言うのは自然の摂理のように思います。

 特に、フラッシュクラッシュのような相場を体験された方ならお分かりになられると思いますが、一旦底をみた相場の心変わりと言うのは非常に速いのが相場です。

 怖さの先に底が有ると思っていると、売り込んだ直後の途転が非常にスムーズにできるように思います。

 実際にこの日足高値を見ても、高値確認に行く事は想定されるために、ここから真っ直ぐ急降下と言うのは想像しにくい場面だと思います。

 アメリカ経済が財政の崖を真っ直ぐに転げ落ちる事は無いでしょうし、現在のところ何の発展もしていない状態で円安期待のみ先行している相場展開。

 つまりは、まだまだ円安材料が後から飛び出してくる事も円高材料が飛び出してくる事も両方考えられる訳ですが、私は相場は必ず安倍総裁の手腕を見に行くのでは?と考えています。

 それは、円高方向へと相場を振る事によって、どの程度の対応をしてくるのか、自民党政権の行動を見たいと言う思いは、私だけでは無く世界中のトレーダーが感じているからではないでしょうか?