95円を目指すチャート
ヤケクソの売りでは無い
とは言うものの、私の今回のショートも別にヤケクソのショートと言う訳では無くて、納得がいかないから売っている状態となっています。
例えば昨日、日本の内閣の人選が発表されていますが、麻生財務大臣誕生と言う事で少々期待する動きが出ている事は確かです。しかし、当の本人は、こんなコメントを出しています。
麻生太郎副総理兼財務・金融相「G20などでは、国家が介入して通貨を切り下げることは出来ないルールになっている」
早速ではありますが、少々投資家にとっては引っ掛かる発言のように感じてしまいます。
麻生さんからすれば、他の発言ではデフレ脱却をアピールしているのですが、実際相場と言うのはありふれた内容よりも、前後の話の流れからでは無く話の一部分を切り取って決して意図していない事でも、それを意図しているかのように受け取り動くことがあります。
例えば、この発言が75円台で下押し状態の相場展開で聞かれたならば、75円を割り込みにいく事が目に見えた話です。
相場は常に材料探しの上げ足を探し続けている状態で、上昇相場であるからこそ意識されずに済んでいるのかも知れません。
さて、話は日本の事だけでは無くアメリカの話が重要になってきますが、実は昨日このようなニュースが流れております。
米共和党のベイナー下院議長「上院は下院を通過した予算案で行動を起こすべき」「『財政の崖』の問題では、上院が先に行動を起こす必要」「下院は上院が行動を起こすまで、動かないだろう」
昨年の予算上限で戦った時と全く同じような形が見えようとしています。あの時はオバマ側が譲歩する形で話は決着しましたが、今回は一体どうやって決着させるのか?
これは、今年の選挙の争点でも有っただけに、お互い両陣営は中々折れにくいところとなっています。
そこで、相手の言い分を立てながら、オバマサイドの要求で決着すると言う形が必要になってくるのですが、一筋縄ではどうもいきそうもありません。
ある新聞社には年越しとなる?などと言う噂話まで飛び出しております。
さて、これからニューヨークタイムに入りどう決着をつけるのか?私は明日28日、もしくは29日辺りの決着を考えていると以前も書かせて頂いておりますが、年末もニュースでもちきりですね・・。
[2012-12-27] さて、最近相場分析を外しまくっており、中々12月相場の難しいところを痛感させて頂いております。
それもそのはず、こんなに板が入っていない相場で、「まさか」と思えるようなテクニカルポイントをいとも簡単にぶち抜いて行くのですから、私としては完全に困ってしまいます。
「お前が逆張りだからダメなんだよ」と言う声が聞こえてくるかも知れませんが(笑)。
私は基本的には完全な逆張りトレーダーなので、長期運用で保有しているドル円のロング75.614なんて言うポジションを持っていると言う事になります。
調べて頂ければ分かると思いますが、日銀の介入直前に抱えたポジションなので、恐らくこの辺りでロングを持たれている方はほとんどいないと思います。
この頃は、相場全体として「70円を割り込んでくるのではないか?」と言う見方が日本を含め世界中に広がっていました、そんな中買いポジを集めていた私に対して、多くの友人トレーダーも不思議がっていた事を思い出します。
つまりはスタイル次第で逆張りだろうと順張りだろうと、どうにでもなるのがFX相場と言うもののように私は考えています。
ただし、「ラッキーパンチ」と言う言葉は相場に無いと私は肝に銘じております。つまりはそれ相応の分析と研究の結果ポジションを握ると言う事を心掛けています。
さて、では私を悩ませているドル円チャートですが、今日も2週間足と言う使ったことの無いドル円チャートを採用して見ました。
綺麗なブレイクとなっている事が分かります。「この時期にこんな綺麗なダブルボトム形成のブレイクが有っても良いのか?」個人的にこの反動の大きさを目にするのでは?と言う気にさえなってしまいます。
年末という事もあり、やはりリパトリエーションの動きも重なりドル需要が出る事は想像しやすい事ではありますが、個人的には威勢の良いファンドが高値ラインブレイクを守ってくるのでは?何て考えておりました。
そこで蓋を開けてみると、数時間のジリジリした動きからのブレイク・・・。そのブレイクも大き目のストップを刈り取ったような動きのように見えました。
私は、どうする事もできないままストップを巻かれてしまって寂しい空気のまま眠りに付き、84.827にて再び高値をバックに売りを入れております。
それもこれも「アメリカ発の怪しいニュースが出る事を期待して!」と言う事になりますが、年末でメイン口座を閉じているとは言え、やはり負けるのは相当悔しい思いをします。
何とか力づくでもアメリカからのニュースを出したい心境であります。