ドル円売りタイミング

 [2013-1-3] 正月ムードも抜け始めて私は相場情報を必死に集め始める日が近くなってきています。

 例年、「この日から本格的にトレードを始める!」と言う風には決めていないのですが、それは、やはり集中力の問題と相場から離れていた事に対しての恐怖があるからです。

 このブログ内では何度も紹介しておりますが、私は基本的にはチキントレーダーです。

 そのため、ストップは確実に入れますし、大きなポジションでは週持越しと言う事はあり得ません。週頭にポジションを建てて、週終わりにはキッチリとスクエアにしておく事を肝に念じています。

 もちろん、それも過去に相場で痛い思いを沢山してきたから・・と言う、悲しい話になる訳ですが・・・。

2013年1月3日 ドル円日足

 さて、上はいつものようにドル円のチャートを表示しておりますが、現在のドル円の日足となっています。

 この角度での上昇を見ていますと、数年前の中国がユーロドルを買いあさった時を思い出してしまうのですが・・覚えていらっしゃる方は凄かった事を思い出して頂けると思います。

 アセットアロケーションの変更で有ったとは言え、実弾をぶち込んで根こそぎ買いあさっていましたもんね(汗)。

 しかしながら、私のような逆張りの人間になりますと、「もうすぐ止まる」と言う考えが頭の先っぽに残るものです。

 このドル円の買い上げについて、多くは海外勢からの自民党政権に対する緩和期待と言う部分が大きい訳ですから、蓋を開けた時に一度調整がある事が考えられます。

 今の円安は日経がドンドン上昇している事も手伝っての事ですが、新年となって利益確定の売りは必ず出る事が考えられるので、その気に便乗した売りポジを持っておきたいと言う事です。

 基本的に売りのタイミングとしては、やはり「1月7日の昼ごろから」と言うのがメインとなってくると思うのですが、現在87.310にてストップ高値突破にて入れています。

ドル円の1時間足では

 さて、今度は時間軸を短くして1時間足のチャートに切り替えて見ながら相場を追いかけていきたいと思います。

2013年1月3日 ドル円1時間足

 なんせ、板が薄く財政の崖がほぼ解決したとの見方から強気になっておる状態で、売りにくい状態ではあるのですが、短期的にレンジを見てみて、白い上下のレンジとなる箇所を目安とした売りとなっています。

 もちろん、高値抜けには強制的にストップが掛かるようになっている訳ですが、この後どう動いてくるのか?はNYタイムの雇用系指標と、FOMCを見ながらとなりそうです。

 直近の動きでは、アメリカの雇用は大きな変動は有りませんが、若干の上向き状態となっています。この状態をFOMCではどのように分析しているのか?また新たな緩和についてどのような判断だったのか?をしっかりと頭に入れておきたいところだと思います。

 さて、今日の最後に正月での話を少し挟んでおきたい訳ですが、私がこのように相場を張っている人物として知人等も知っている訳で、今年の経済予想についてなどを聞いてくる訳です。

 そこで、私は逆に聞き返してみたのですが、以外にも多くの知人は「今年の日経平均は伸びない」と言う意見が大半を占めていました。

 私とは正反対の考えに驚いたのですが、私が「今年は大きく伸びるかもよ?」と話すと、「いや、政治家は信用ならない」との返答が返ってきました。

 こういう機会で、色々と情報を集める事も有る訳ですが、多くの方が「日本円が90円に向かうかも」と話すと驚きの表情をしていたのが印象的でした。

 もちろん、今後どのように相場が振れるのか分かりませんが、全体的に大きなレンジをブレイクしているドル円、この事はやっぱり投資家心理としては気になったトレードとなる1年になりそうな予感がしています。