FXブログの目的とドル円

 [2013-1-9] 今日はファンド関係の噂について書きながら昨日のドル円について値動きを追いかけてみたいと思います。

 ありがたい事に私のFXブログもトレード仲間を中心に広がっているだけですが、私の交友のある友人関係だけでも20人ほどのトレーダーや兼業トレーダーの方が読んでくださっているようです。

 更新時間が夕方と言う事もあり、「仕事帰りに電車の中で読んでますよ」と言われて嬉しく思っておりましたが、昨日はブログの更新時間が少し遅かったため、「おい今日は書かないのか?」なんて近所に住んでいる友人からメールが送られてくるなどしております。

 最近になって私のブログを読みに来られている方もいらっしゃると思うので、私のブログについて少しだけ書かせて頂きます。

 まず、私がブログを書くに当たって一番の目標としている事は、例えば他のFXブログなどで見られる「ドル円は100円を目指す、その理由は○○だから」と言うようなものは止めようと言うところから始めています。

 私の相場予想は続けて読まれている方は既に十二分にお分かりだと思いますが(笑)、結構外れます。

 その中で、いくつか売り理由や買いの理由などを紹介する事で、実際にどのように考えて理由づけをして、どのようにしてポジションを組み立てていくのか?を中心に紹介できればと考えています。

 私は、他の為替アナリストなどのコラムやブログなどを読むのが嫌いで(理由は当たり障りの無い意見が非常に多いのと時間の無駄)、できるだけニュースやチャートから自分自身でトレードポイントを見つける事を心掛けています。

 しかし、私も始めからそんな事ができる訳では無いので、そう言った箇所を見つける方法や、相場に対しての取引材料や傾向などを提供できればと考えています。

 もちろん、それも100%ではありません。そこで、私のやり方である損失を少なくするトレードについて書かせて頂いております。

 世界には沢山のトレーダーがいらっしゃって、沢山のトレード方法をお持ちになっております。私のやり方が正解とは決して言いませんし、政界では無いとも考えています。

 そんな中で、これからFXを始められる方や、FXについて少し知りたい方が楽しく取引をする事ができればなぁと言う思いでおります。やっぱり仲間が増えると楽しいので(笑)。

 また、このブログにはコメント欄が無いのは、他のブログを見ていますと、個人のトレードについて間違っている正しいなどのコメントが見られるからです。

 私は精神的に強く無いトレーダーなので、「こうなるから今は買いだ」と言わると、「本当に自分の考えで買いを入れようとしているのか?」と一瞬の判断に迷いが生じてしまい、後々取り戻すのに時間が掛かる為です。

 「メールアカウントを作ってメールくらいは良いんじゃない?嫌なら読まなければ良いだけだし」と言う知人からの話を頂いておりますが、現在は検討中と言う事で(笑)、一方通行の「俺の話を聞け」状態のブログとなっております。

 さて、今日は前置きが長すぎて結局何を書くのか忘れてしまうところまで来そうなので、早速ですがドル円の日足から見ていきたいと思います。

2013年1月9日 日足ドル円

 まず、「ドル円下値目途達成」とタイトルを付けた昨日のブログ内での日足のローソク足の形状について書かせて頂いておりましたが、下髭が無いと言う事で現在少し底値からは盛り返しておりますが相場はやや弱気と見ています。

 しかし、明日が10日と言う事もあり、個人的にはNYタイム後半に入っても下押し状態にあるのであれば、巻き戻しを狙っての買いを入れたいところだと考えています。

 このようなローソク足を作った要因としては、昨日のフランス格下げの噂がキーとなっておりますが、これがファンド系が取ってくる作戦のようなものだとお考えください。

 例えば、ユーロ円をショートしているファンドが、円安に苦しみ大きく担ぎ上げられているとすると、困り果ててユーロが安くなるような噂を流すのです。

 ファンド同士は敵対企業同士でもあるので普段は情報を一切漏らさないのですが、「あの手この手を使って噂を流して相手会社をやり込めてしまえ」と言う状態となっています。

 さて、そこで、話を戻してドル円の流れですが、現在は少し底値から反発が見られる状態となっています。

 これは、日銀が追加金融緩和を行うのでは?と言う期待と、2%のインフレ目標を明記するのでは?と言う思惑と、日銀総裁交代への期待感からと考えられますが、このまま上げていくのであれば日足チャートの形状としては余りにも強すぎる形となるので不自然な気はしています。

 そこで、もう少し下方向への動きを考えているのですが、1時間足でもう少し中身を見てみたいと思います。

ドル円1時間足の形状は逆三尊狙いの形状

 続いて1時間足にてドル円のチャートを見ていきたいと思いますが、まずは下のチャートをご覧ください。

2013年1月9日 1時間足ドル円

 見て頂けると分かりますが、三尊を作って(少し変則的ですが)下落して、目標値を達成した後に戻している事が分かります。

 目標については、87.2を上げておりましたが、これはフランスの格下げの噂を材料にして大きく下に落とす展開となり、87円割れまで到達し文句なく三尊からの目標値を突破しています。

 次に赤い水平線を基準として相場を追いかけてみると、現在の相場展開は逆三尊形成へと向かう形に見る事ができます。

 もちろん、この後で赤いラインを突破して来る事になると1時間足ベースでの上昇トレンド発生か?と言う事になってきますが、先の日足の話をしておったように、このまま上げてしまうのであれば余りにも強すぎる上昇示唆のローソクができてしまうため、若干疑問が残るところです。

 そうすると、下値を少し開拓した後で日足が下髭となって上げてくるパターンが一番綺麗な上昇示唆となるのですが、材料が無いだけにそれも蓋を開けてみないと分からない展開となっています。

 そこで、今夜の立ち回りは、下押しで来てくれるならばNYタイムには買いを入れてみて日足下髭陰線くらいになる程度のローソクを想定して、明日の日本時間に利食い。

 下押しが見られないのであれば、レンジ相場を想定しての行動と言う事にしてみようと考えています。レンジと想定しておけば無理に高値追いショートを追いかける必要も有りませんし、損失が抑えられるためです。

 さてさて、今日は前置きが非常に長くなってしまい、相場についての内容が短くなってしまいましたが、本日はここまでとさせて頂きたいと思います。