3月最後のFXブログ

 [2013-3-31] 本日3月31日のFXブログを更新すると、今月も1日の休みも無く更新する事ができたことになります。

 飽きっぽい私ですが、こうやって更新が続いている事に本当に驚きを隠せない訳ですが、それもメールなど連絡をくれる方々がいらっしゃるからです。ありがとうございます。

 本日は、月末となりますが、同時に週末ともなるので、4時間足を用いた来週のドル円相場について書いていきたいと思います。

2013年3月31日ドル円4時間足

 さて、上のチャートをまずご覧いただきたいのですが、ドル円の4時間足チャートで見ると、かなり沢山、日本企業からの売り、リパトリエーションの動きが入っているとのニュースが出ていた事にお気づきになられるかと思います。

 しかも、リパトリエーションの動きは、短期間にまとめてオーダーを出す事が多いため、短期的に相場が下がりやすいと言う傾向があるのですが、こうやって見て頂けると見事に高値叩きになっている事が分かります。

 また、この売りが入ったラインについて94円以上で売りオーダーを捌いた事を考えると、想定為替レートが80円の企業であれば、為替差益が14円と言う事になります。

 FXで言うところの1400pipsと言う事になる訳ですが、1円に付き300億円の利益が出ると言うトヨタなどを考えると、アベノミクスにより大きな為替差益が出たと言う計算になります。

 次にチャートの黄色のラインに注目して頂けると、今の相場状況は上下のフラッグ傾向が出ている事が分かります。

 下値はキッチリサポートされている状況で上値余地としては1円ほどある事が考えられますが、これも来週はリパトリの動きが無くなる事を考えると達成可能な水準かと考えています。

 また、赤いラインを見ると、ブレイクしている事が分かります。

 そこで、来週はどちらかと言うと買いで攻めたい気持ちが出てくる事になります。

日銀と米雇用統計・英欧の政策金利発表

 月の始めと言うのは、毎月、毎月、本当に疲れる一週間となり、トレーダーの皆様が寝不足の日々が続く週でもあります。

 タイトルにも有るように、来週は、日本・イギリス・欧州の政策金利発表が予定されており、これがまた日本は緩和を前倒しする可能性が強くなっており、4月4日の昼過ぎには相場が暴れている事でしょう。

 そして、それが前座となり同4月4日と言うのは、イギリス・欧州の政策金利発表が予定されており、どちらも据え置きが予想されていますが、思惑が交錯しそうな予感がしております。

 まず、イギリスについてですが、現総裁のキング総裁と言うのは緩和推進派で、資産買い入れ規模の250億ポンドの拡大を主張して来るかと思いますが、後任として決まっている現カナダ銀行の総裁カーニー氏はタカ派なので、発表後の動きとしてはどちらかと言うとハト派的な内容にマーケットは反応しにくいように考えています。

 欧州については、キプロスやイタリア問題に揺れているので、IMFは更なる緩和を呼びかけていますが、ドイツを筆頭とした「健全な国」がインフレ容認に反対姿勢を示している事から据え置きが基本筋となるように考えています。

 また総裁であるドラギ氏は、中立の立場を主張しようとしていますが、どちらかと言うならばフランス側の人物なので、引締めな意見は無く緩和的な意見を述べてくるように想定しています。

 さて、来週の最後には米雇用統計も予定されていますが、今月20万人を超える人数が発表されてくるのであれば、いよいよ米回復の意識が強くなってくる事になりますが、個人的にはそろそろ一発崩れてくるのも有りなのかな?とも考えています。

 特に米マーケットを中心に株の落としどころを探しているのが現状なので、そのタイミングについてソフトに動かせるかがキーポイントになってくるように考えています。

 最後に来週のドル円戦略としては、今買いポジを持っていますが、とりあえず週頭は板が薄いと思いますが、火曜日辺りからの伸びを期待したロング方向で、週半ばに調整と言うマーケットと同じ動きをしながら、ゆっくりと雇用統計を見極める方向で相場を取りたいと思います。