もうFXでクタクタ

 [2013-3-22] 本日は、キプロス情勢もそうですが、いつものようにドル円の動きを追いかけながら、個人的に気になっているいくつかのニュースを紹介してみたいと思います。

 昨日は、95.8辺りまで上昇したドル円を見届けて、これは「勝ったな」と思い、お風呂へと行き、帰ってきたらポジションが無いと言う典型的な気の抜けたトレードをしてしまいました。

 その後、94.6ロングを朝方に決めるものの、ストップ設定を入力時に「94.8」と寝ぼけた数値を打ち込んでしまい、同値撤退のつもりがポジションが利益確定されてしまうと言う、酷い注文を出してしまいました。

 今週は限界に付かれていたため、6と8が同じように見えてしまっていたのかも知れませんが、有ってはならないミスに正直意気消沈しておりました。

 しかし、凹んでばかりはいられないので、チャートを見ていきたいと思います。

2013年3月22日ドル円30分足

 正直、今週は2週間分くらいの材料が出た1週間となっており、ニュースを追いかけているだけでも、世界中で「気になる」と言う話題がポロポロこぼれています。

 もちろん、全てフォローしている訳ではありませんが、記憶の片隅に引っ掛かりながら相場を見ていると、「本当にこのネタに反応しなくて良いのか?」「相場がキプロスに注目しすぎている」なんて事も考えている訳です。

 さて、チャートについてですが、今日は30分足、私がメインとしている時間軸でドル円チャートを追いかかけたいと思いますが、現在は狭いレンジにてキプロス情勢待ちと言ったところです。

 高値付近では、本邦系のリパトリの動きを観測している事から、と、書いている内に下値が割れると言うパターンとなっています(笑)。

 気を取り直して、本邦からのリパトリの動きを観測していますが、基本的にまとまった玉で短い期間売り込むと言うのがリパトリの1つのパターンとなっていますので、マクロのように継続してガンガン出してこない事には留意しておきたいところです。

 また、イタリアからは、先日以下のようなニュースが出ています。

 ・イタリア総選挙で躍進した「五つ星運動」の幹部は21日、ナポリターノ大統領にイタリアのユーロ圏加盟の是非を問う国民投票の実施を要請した。

 参照:2013年3月 イタリア政府関係発言・ニュース

 正直、イタリアが怪しい・・・と言うのが私の直感が言うところになります。

 もちろん、イタリアの「五つ星運動」もユーロ離脱を考えていないとは思いますが、この方々は早く選挙に持ち込みたくてウズウズしている状態である事は確かかと思います。

 このニュース、イタリアの怪しさが、キプロス後に再発してきそうな予感がしております。

 また、来週あたりにはイギリスの格付けについて発表があるりますが、恐らくはAAAを維持するとの見込みですが、万が一維持できなかった場合、また相場が荒れそうな予感がしております。

来週の相場に向けて

 来週は月末・年末となってきますので、やはりリパトリのフローには注意しつつの取引と言う展開が予想されます。

 今月は本当に大変な1ヵ月となっておりますが、正直なところドル円の動き方に関して、今週は特に海外時間に動きが分からなくなる事が多かったです。

 まだ、終わっていないのですが、特に意識すべきは海外勢からの日本期待は、もしかすると、「少し行き過ぎだった」と思惑が出始めているのかもしれません。

 実際、金融緩和が行われ、デフレを脱する見込みがあるのであれば、リスクオフ時に円買いは起こらずに、ドル買いが起こるようにならなければいけません。

 ドルよりも圧倒的に買われる円の状況を考えると、うーーん、ここから、もう一段の調整局面となってくるのだろうか?と言う思いが生まれます。

 ですが、結局私のトレードの場合には、短期で入って長期ポジションを残すと言うスタイルなので、比較的大きな流れになれば旨いのは旨いんですけどね。

 また、週末にキプロスネタが出るかと思うので、その警戒からポジション調整が出る事が想定できます。その辺りにはご注意を!