ドル円3月年末について
ドル円4時間での直近相場分析
さて、続いて4時間足でのドル円の分析へと移り、短期相場を更に詳しく見ていきたいと思います。
まず、少し見難いですが、上のチャートの緑のラインに注目して頂けると、三尊形成後の下落は目標達成している事になり、この三尊形成達成の下値が今度はサポートとなっている事が分かります。
次にオレンジ色のラインに注目して見ると、少し長めの目線で考えるのであれば、トレンドは高値を抑えられ下値は拡大していると言う事になります。
つまり、緩やかな下降トレンドであることが想定される訳ですが、現在レンジ下限の白いラインに当たっていると言う事の背景には、短期トレンドのブレイク(黄色の細いライン)が有ったために発生したと考えられます。
直近では、下値が白いライン下限に対して2度ブレイクを試みていますが、どちらも下髭となって引けている事から、来週頭は下値ブレイクするまでは買いで攻めたい気持ちにさせられます。
そこで、買いで入った場合の利食い目安としては、95.2辺りが1つの短期目安となり、その上では96.2と言う形を考えています。
また、下値が割れた場合には、日足でのレンジ下限と言う事もあり、気楽に買いで入るには難しい状況となりそうな気がしています。
最後に、少しファンダメンタルズ材料に付いて書きますと、日本からは年度末・日銀の動き、欧州からはイタリア・キプロス・イギリスの格下げ、などが注目材料となりそうです。
特に、キプロス状況に隠れていますが、イタリアの政治状況についても注意してみていきたいと思っておりますが、基本は買い、抜ければ待機の戦略でいきたいと考えています。
[2013-3-24] 本日は、まだキプロス関係等のニュースを読んでいないので、ファンダメンタルズの先入観を一切入れずにチャートのみでの相場分析をみてみたいと思います。
分析する通貨ペアは、もちろんいつものようにドル円となるわけですが、今日は日足、4時間足の順でチャートを表示しています。
では、早速ドル円日足チャートから見ていきたいと思います。
日足チャートを見てみると、白いラインで上限下限を挟まれているようなレンジ状況である事が分かります。
もちろん下値レンジを割り込めば、下値余地の拡大、上値の白いラインを抜ければ高値余地の拡大があると言う事が分かります。
つまり、短期相場で取引を行うのであれば、白いライン到達時には必ず相場は意識する事が考えられるので、短期反発を狙ってのエントリーができるポイントとなる事になります。
次に、先週の木曜日に付けた陰線が、水曜日に付けた陽線に対して並んでいる事が分かります(右から数えて2つ目のローソク足)。
このローソク足形成パターンは、強い高値意識を投資家に与える形状でもあります。
つまり、この高値を突破すると言う事は、ストップを巻き込んで上昇する事を頭に入れておいても良いように考えられます。