やはりキプロス問題波及へ
ムーディーズもキプロス問題波及に関与
欧州問題が浮上してくると何かとうるさいのが格付け会社ですが、先週末からイタリア・イタリアと私は買いてきましたが、やはり出ましたね。
まずは、「市場では米格付け会社ムーディーズがイタリアの格付けを引き下げるとの噂」「米格付け会社ムーディーズはイタリアの格付けを引き下げるとの噂についてコメントを控えた」。
誰ですか?欧州に波及しないって言ったのは?
実はムーディーズは、昨日の噂が出る前に、こう言ったコメントを出しているんですね。
[2013-03-25]ムーディーズ「キプロスの危機はユーロ圏全てのソブリンにとってマイナス」
(参照:ムーディーズ(Moody's)関連の発言・ニュース)
つまりは、キプロス問題が欧米各国に対して影響を与える事を示唆していたわけですが、今回の格下げの噂が「火の無いところに煙は立たず」だった事が分かります。
また、ユーログループ議長の「キプロスの銀行リストラ計画は、その他のユーロ圏の前例と見なされるべきだ」と言う発言についても、他の欧州各国を巻き込むニュアンスの発言になっています。
では、ドル円相場はこれから落ちていくのか?と言う事が、肝になってくると思いますが、私はとりあえずロングポジションを現在保有しています。
それは先に説明したチャートから持ったポジションとなりますが、後は欧州時間にキプロスの銀行での預金引き出しの動きですよね。
これ次第では、思わぬ展開が待っているかも知れないので、特に急激な落とし込みがあるとは想定していませんが、今週は金曜日は休みとなる国が多いので、28日が勝負の日となります。
そう考えると、28日は、手仕舞いを急ぐ人たちも出てくるのでは?との見方を持っています。
[2013-3-26] 「何がキプロスは金融規模が小さいから欧州各国へは飛び火しないだ!バカロウコノヤロウメ」
と、この出だしを見て頂いただけでも私の年齢が浮き彫りにされそうでドキドキしている訳ですが、アナリストらがよってたかって言っていると、なぜか状況は思わしい方向へと転がらないのが相場と言うものでしょうか?
簡単に私の昨日の取引について書いておきますと、2勝5敗での40pipsの利益と言ったところですが、ニュースを読んでいても情報が錯そうしており、非常に手が打ち出しにくいと言うのが実情です。
基本的に「ファンダメンタルズはテクニカルを破壊する」事を念頭にトレードをしているので、テクニカル局面が自分の考えるファンダメンタルズ分析に即しているようならば、そちらへ張り込む事を主としています。
そのため、情報が錯そうしてしまいますと、「感」と言うと語弊があるかも知れませんが、雰囲気を見ての取引となります。
と、今日は最初から御託を並べてしまい申し訳ありませんでした。
ただ、ちょっとキナ臭いと言いますか、モワモワしたものが相場に漂う中で、チャートを見せるのもどうか?と考えましたが、いちを作画してみたので掲載させて頂きます。
ちょっとチャートがラインだらけになってしまい上手く作画できておりませんが、これはドル円の8時間足に対して色々と記入をしてみたものです。
いつものように英語での表記となっておりますが、現在の状況をダブルトップとして考えた場合の、下抜けがあれば?の話を想定して書いています。
昨晩に強く売り込まれた状況を見ると、白色の重要なラインをぶち抜いたために加速した訳ですが、こうやって見ると分かりやすくなっているかと思います。
と、言うのも、昨日売り込まれたラインと言うのは、ダブルトップの底だったので、その底が抜ける事で下値は一気に拡大する事になるからです。
そうなると、少し長めの相場を意識していた人にとっても、ロングポジションに逃げ場となって、一気にストップを刈り取っての下落だったと言う事になります。
現在は、その防衛ラインとも呼べる、ダブルボトムの底での攻防と言う見方をするのが良いかと思うのですが、明確な下抜けが起こった場合には、ロングを打ちたい気持ちをじっと抑えて相場に挑むつもりです。