イタリア格下げの噂?
イタリア格下げについて
さて、いよいよ本題となりますが、昨日イタリア国債が格下げされると言う噂が出ておりましたが、いったい何処が格下げする?と噂されていたのでしょうか?
個人的には、マーケットニュースが出た後には「え?本当に?」と噂の出方について驚いていた訳ですが、その理由として以下のようなコメントが以前にあったからです。
[2013-02-27]・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は26日、「イタリア総選挙の結果が、ただちに格付けに影響を与えるということはない」「次期政府の政策がイタリア格付けにとって重要となるだろう」との見解を示した。
参照:S&P(スタンダード&プアーズ)の発言・ニュース
この発言を見る限りは、S&Pは格下げを直ぐにはせずに、政策が有る程度出てからと言う風な認識となります。
政策なんて、直ぐに出る訳ないからイタリア問題を懸念している訳で、そう考えるとS&Pは直ぐには動かないと無いと言う事になります。
[2013-03-02]・格付け会社フィッチ「政治的不安定はイタリアにとってネガティブ」
参照:フィッチ・レーティングスの発言・ニュース
次はフィッチのコメントですが、ネガティブとしか出ておらず、基本的に重い腰のフィッチが先陣を切ってくるとも思えないので、ここはパスとなり・・・。
[2013-02-27]・米格付け会社ムーディーズは27日、「イタリアの選挙結果はクレジットネガティブ」「伊総選挙の結果、再選挙の可能性」「伊総選挙の結果、政治の不確実性が長期化する恐れ」
参照:ムーディーズ(Moody's)関連の発言・ニュース
最後にムーディーズですが、ここが発言内容的には一番怪しい感じがしております。
上の内容を見て頂けますと分かるように、一番イタリアにとって厳しいコメントを突き付けているように思います。
そこで、昨日の噂の対象であったのがムーディーズであった事が分かるのですが、欧州問題が全く落ち着きを見せない中ですから、次のムーディーズ関係者の発言には少し注目をしておいても良いように考えています。
と、言う事で、今日はここまでですが、早く風邪を治して私も思う存分相場に参戦したいです・・。ではでは。
[2013-3-5] まだ体調が良く無く、寒気、鼻水、喉の痛みと、完全に風邪の症状となっている訳ですが、こうやって良く風邪を引く理由も「運動不足」と分かっておっても、中々、生活の改善ができません。
これも運動不足は投資家の持病なのかも知れませんが、原因が分かっていても手が出せない、まるでアメリカの政治状況のようになっておりますが、風邪薬片手に今日は深夜ごろに少しニュースに出ていた「イタリア国債の格下げの噂」を中心に書いてみたいと思います。
まず、イタリア国債の話に入る前に、ドル円のチャートを4時間足で見ていきたいと思います。
チャートの形状は昨日の紹介したマクロ系ファンドの売りラインに乗っかるようにして、現在少し売り込まれており、93円の攻防と言ったところとなっています。
昨日の狙い通りに赤いラインにて売りを入れているのですが、風邪の影響でチャートを追いかけられずに、売りポジションはストップだけ入れて放置となっています。
現在打ち込まれて93円の攻防となっているのも、どうやら海外勢が売り方に傾き始めているとのニュースも出ており、少しポジション調整に入りつつある事が考えられます。
特に、今回のドル円の買い上げには、日本政府、日銀に対する海外からの大きな期待からの動きと言うのが、大きな買いを誘う事になりました。
次に海外勢がみたいのは、論より証拠ではありませんが、実際の行動への投資へと変わってきているのかも知れません。
後は、この4時間足のチャートで言うのであれば、トレンド崩れになっているので、殺しの最後のローソクが出ていない事を考えると、次のローソクには少し大きめの陰線が付く事も想定されます。
そこで、「落ちたから買い」とは、個人的には入り辛い状況のように見えてます。
また、最後の陰線が大きくなって下髭となるようであれば、少し買の目も出てくるポイントが白いライン辺りとなってくる事を想定しています。