ドル円で意識する対応
北朝鮮が暴走をした場合のドル円相場
さて、最後に本題を持ってくるのは最近の私のブログの特徴ですが、今回は非常に不謹慎な話ですが、「北朝鮮がもしも攻撃をした場合」を想定してドル円の売買を考えてみたいと思います。
このような話題を取り上げるのも、今朝方から、「米財務省は北朝鮮制裁についての声明を発表し、北朝鮮の銀行を大量兵器拡散に関わる機関に指定した。」と言うニュースや、金正恩氏「長距離ミサイル施設を視察」「米国に対する準備強めるよう軍に指示」と言う話が出てきているからです。
そこで、飛び出してくるのが「地政学的リスク」と言う言葉ですが、日本の近隣で今回のように少し危ない、つまり危険要因が有る場合、一貫して円が売られる傾向があります。
ドル円相場で言うならば、円売られてドル買い状態になると言うことです。
これは、数年前になりますか、北朝鮮が韓国を攻撃した際にドル円相場は下降トレンドの最中はありましたが、一気に1円ほど円安方向に振れると言う動きが発生しました。
しかし、この場合に覚えておきたいのは、ニュースと言うのは、こういった場合に色々とデマも流れるものです。
大げさに騒ぎ立てるメディアも発生するため、その後、実際は大した事が無かった場合には一気に円買いで全戻しと言う展開もあるので注意しておきたいところです。
次に、もしも、北朝鮮が日本を攻撃した場合はどのように相場は振れるでしょうか?
これは、日本人として、人間として有ってはいけない事だと思いますが、こう言った場合の想定を持っておくべきなのが投資家と言う世界なのでしょう。
この場合、一瞬円安に振れますが、その後、一気に円買いへと動く事が想定されます。
「地政学的リスク」とか良く聞きますが、結局日本に対するダメージが起こった場合には円買いに振れる事を留意しておきたいところです。
それは、パニックになった状態で、取引が滞るのを恐れて一気に損失を覚悟の上でのドル売りを仕掛けるからで、それと同時にリパトリエーションの動きも乗ってくるので、大きな下落となる事が想定されます。
このような場合には、全てポジションを刈り取って、もうだめだ怖すぎるを過ぎて、放心状態になりかけた頃が買い時です。
自分がポジションを持っていると想定して、まだ戦えると思っている時は、他の投資家も同じことを考えているので、他の投資家が諦めるところで本気を出すと意外に大きな利が乗りやすいと私は考えています。
また、昨日が3月11日であった事で、少しだけ地震についても触れておきますが、もしも日本で近いうちに大きな地震がくるとすれば、その時には、マーケットも方向性に慣れていますので、迷わず円買いで良いかと思います。
本当は、こんな事は無いのが一番なのですが、それをいつも想定すると言うのは、トレーダーの怖いところだと常々思います・・・。
[2013-3-12] ニューヨークタイム、ダウの恐ろしいほどの強さに面喰う日々が続いていますが、この流れを見てバブルと言う声が広がってくる事を意識してしまう展開となっています。
本日は、「ドル円で意識する対応」と言う事で、今後、起こりうる荒々しい可能性に対して、ドル円売買の対策と言うと大げさですが、心構え的な内容を紹介していみたいと思います。
しかし、直近相場が最も大事と言う事で、いつものようにドル円チャートから見ていきたいと思いますが、本日は、8時間足で流れを見ていきたいと思います。
本日もチャートから特に何も申し上げる事は無いのですが、一言で言うならば「強すぎる」と言ったところでしょうか。
ただし、少し気になっている点としては、日本の金融緩和を想定した買い上げが発生して、赤いラインではマクロ系ファンドからの買いが観測されています。
つまりは、96.2辺りではこれからシツコク買い上げが入る事が想定される訳ですが、以前はマクロの売りが出ていたラインを考えると、一旦下のポイントのポジションはカットされているように考えられます。
また、ゴールドマンサックスからも行き過ぎたドル円の買いに対して、イタリアショック時に調整的な落ち込みが有りましたが、そのポイントからも大きく上昇している事になります。
次に、日銀の次期総裁は黒田氏にほぼ確定の見込みとなっていますが、副総裁候補である中曽氏もほぼ当確、その一方で岩田氏は少し待ったが掛かっているようです。
しかしながら、結局この3人で確定するのでは?と言う見方で追いかけています。
次に、日本が世界で初めてメタンハイドレートの採掘に成功したと言うニュースが出ていますが、この採掘量については今のところ発表されていません。
もしも、大量に採掘可能な技術が出来上がりつつあるのであれば、これは強い円買い材料にもなりかねないので注意しておきたいところです。
それは、日本の火力発電に頼るとの見方からの強いドル買いが発生している為ですが、この買いの見方は根強い買い、縁の下の力持ちの部分となっているので、留意しておきたいと考えています。