マーケット上下を考える事

 [2013-10-30] 先日から、マーケットはさほど忙しく無いのですが、私の私生活が忙しく睡眠時間がかなり短くなってしまっております。

 トレードは、案の定、残りのショートは持って行かれてしまい、新規売り建てを98.266を高値として厚めにいれたまま、ホールドしている状態です。

 その中で、昨日私の友人から電話を貰い、トレードについて質問をして頂きましたので、本日はその時の回答と同じような内容を書いてみたいと思います。

ドル円2013年10月29日チャート4時間足

 上は、先日作成した私のドル円4時間足チャートですが、結局オレンジのトレンドラインで短期的な反発は有ったものの、そのまま上抜けしてしまいまして、短期的にはトレンドブレイクの形となりました。

 こう言ったことについて私の友人から「お前のブログは上下両方の意見を書いているから、どっちに張るべきなのか分かり難い」と言うご指摘を受けました。

 確かに、私のブログ内では、例えば先日を例に挙げるとしても、売りで入っているにも関わらず高値突破を想定した話も紹介しております。

 これは今に始まった話では無く、いつも上下両方の意見を考えて紹介しているのですが、悪魔で個人的なマーケットに対する考え方になるのですが、私の場合、このように上下の考えをまとめることこそが、マーケットで生き残る術だと考えているからです。

 この友人は、最近トレードを始めたばかり(私が教えたばかり(笑))なのですが、いきなり確信を付く質問を持ってきた事に、正直驚いたのが本音なところとなるのですが、この上下の考えを持ったトレードをすると、「ストップを巻かれた時に落ち着くことができる」と言う特典がもれなく付いてきます。

 例えば、再度先日のマーケットを題材にしますが、あの動き方を見ていますと、明らかにファンド関連がストップ刈り(98.00)を狙った動きが元に形成されており、案の定、私のポジションを含めショートを打ち込んだトレーダーのポジションを刈り取りました。

 その際、どうしても再度売りで挑みたくなるものなのですが、97.90辺りで一度売りを入れ、再度刈られると、「あぁ、ロンガーに有利なチャートになっているんだろうな」と、直ぐにイメージができるわけです。

 そこで、後は引きつけてショートを打ち込む事になるのですが、98.10付近でショートを再度エントリーし2回目、そしてマイルールの上限となる最後が98.20のストップを刈った後の98.26辺りだったと言う感じです。

 97.90や98.10では、ロンガー目線が強くなる事もあり、小さく売りで入っていた事も幸いして昨日は2連敗ですが負けは大きくありません。

 こう言った展開に持って行きたいからこそ、常に売りと買いの両側からマーケットを見ていき、その後、自分の思惑が外れた際の逃げ場としております。

 どっちに張っているのか迷っているのではなく、どちらに転んでも大怪我が無いように個人的に努力していると考えて頂ければと思います。

 さて、話はガラリと変わり本日のマーケットについてですが、月末ドル需要に習い上げているドル円ですが、ロンドンフィックスに絡んだフローが観測され、先日まではドル需要の強さを感じる事になりました。

 しかしながら、98.10の本邦輸出系参入ラインを超えた事もあり、本日は輸出系からの売りが散見された事から、ここから上を攻める場合、それ相応のリスクが伴う事が想定されます。

 そこで、下押し材料を探る事になるのですが、下押し材料と言えば、やはり米国債相場で、先日のドル需要が出たおかげで、ドル円と米国債利回りのギャップが再び広がっています。

 そのため、売り目線で本日から望む事になり、ADPの結果を受けてどちらかが修正してくるであろう?もしくはFOMCの結果を受けて、マーケットが相場を作ってくる事になると考えています。

 どちらにせよ、米国債の利回りが急上昇を見せない限りはギャップが広がると言うニュアンスで捕えているので、基本的には売りで入る事になりそうです。

ドル円4時間足のチャート

 さて、後半はいつものドル円チャートです。

 本日は、売りが入った本邦輸出系の売りが値下げ要因としてチャートに登場しています。

ドル円2013年10月28日チャート4時間足

 この後、急ぎの用事が入ってしまったため、直ぐにでかけるため、チャートについての解説は本日はお休みさせて頂きたいと思います。