FXと実態経済について雑談

 [2013-10-12] 既にご存じの方も多いとは思いますが、私は来年2014年1月に企業立ち上げを目指す予定をしておるのですが、住んでいる場所が田舎で地域密着型のビジネス構造を取る予定を建てているため、何かと私の倍以上年上の方々とお話をさせて頂く機会が多々あります。

 もちろん、私のビジネスプランについて賛同をして頂ける方が全てでは有りませんが、FXと言うデータ上を分析してみる経済と、実際に体験しておられる方の生きた経済話とでは大きく乖離がある事を痛感しております(田舎と言う理由もあるでしょう)。

 例えば、最近では小規模企業の社長や専務クラスの方々とお話をさせて頂く機会があるのですが、地域の発展を目指す上で考えるビジョンは、広い分野から狭い分野を見るのではなく、狭い分野から自分が見る事ができる広い範囲を見ている方々が多い事を感じます。

 マーケットで言うならば、「木を見て森を見ず」そのもので、狭い範囲の値動きや経済動向から将来のビジョンを模索するケースが多いように感じています。

 これは、自分の事業における重要な価格にのみ注目しているため起こり得る事で、例えば、鉄鋼業者の方の場合、鉄鉱石の価格推移のみを追いかけているため、その鉄鉱石価格の推移が「何が原因で発生しているのか?」に興味を持って追いかけていないため、事業全体の幅広い範囲でのビジョンを見ていないのかな?と私は考えています。

 もちろん、私はその方々の事業について「尊敬の念を持って、為になる話を聞かせて頂いている立場の人間」なので、私の感じる事を口に出す機会は無く、マーケットの合間に考えている程度の話なので決して深い話とは言えません。

 しかしながら、もしも、そう言った小さな企業で有っても、販売戦略や将来のビジョンを大きな枠組みからキッチリと想定して、本格的な事業展開を狙った場合、「一体どこまで成長する企業になるのだろう?」と言う思いを抱く事が増えております。

 私のように、企業実態についての知識は無く、データばかりを重要視し「机上の空論」を考えるのは、FXトレーダーの方々に非常に多い傾向かと思います。

 しかしながら、田舎の企業状況を見ておりますと、こう言ったデータの重要性を全く理解していないところも多々あり、「FXが如何に人間を成長させるのか?」「FXが如何に仕事に役立つのか?」を痛感しております。

 私がなぜ今日、こんな話をしていたかと言うと、「マーケットと実態経済の乖離を叩くのがFXの本質」であり、今までの私が考えていたような「マーケットデータと為替相場のギャップを叩く事」に専念していた自分が恥ずかしくなったためです。

 そう言う意味で考えると、兼業トレーダーの方々と言うのは、生きた経済に触れつつ大きな意味での世界の流れ(マーケット)を体験されているので、それは「トレードの大きな武器」となっておられるはずです。

 最終的に、本日、私が何を言いたいのか?と言うと、実体経済の中身を全く知らないままに、偉そうに「マーケットはこうなる可能性が高い」「こう言う動向をするだろう」などと語っている事が、恥ずかしくなったと言うことです。

 人間、どんなに勉強をしても、常に満足はできないのだなと・・。

テクニカル分析のある傾向

 さて、本日は土曜日でマーケットがお休みなので、前半が完全に私の独り言のようになってしまい、かなりマーケットとは乖離した話になってしまいました(笑)。

 そこで、後半でテクニカル分析について、少し考えを膨らませる方法について書いた記事について紹介させて頂きたいと思います。

 基本的にFX初心者トレーダーが、中級者にステップアップするために必要な知識となるのですが、「FX初心者から中級者になる3つのチャートパターン」と言うものを紹介してみました。

 恐らく、このページを読んで頂けると、「私が普段チャートで紹介している内容が分かりやすくなるのでは?」と思います。

 要点だけ先に書いておくと、チャートパターンに対してファンダメンタルズ分析と傾向を混ぜる事により、取引の精度を上げ、包括的なマーケットの組み立てを望めると言う内容です。

 もちろん、そんな中でも私がこのブログ内で書いているように失敗する事は沢山ありますが、マーケットに対する引き際を知る事で大きな役に立つ内容になっているかと思います。

 もし、時間があるようでしたら、マーケット中級者の壁に当たっている方は読んで頂ければと思います。

 また、明日は、本日までのマーケットについてと、来週のマーケット観について書いてみたいと思いますので、もし宜しければお付き合い頂ければと思います。