ドル円フロー主体の相場に
ドル円4時間足のチャート
さて、後半戦はいつものドル円チャートについてですが、ちょっと英語文字が多くなってしまっていますが、先に紹介している内容をチャート上に記載しただけです。
チャート形状について補足をしておくと、基本的にまだ上値が重い様相を示すチャートとなっておりますが、97.5以下まで打ち込まれる展開となるのであれば、NYマーケット後半までに買いを入れてみて日本時間のフローに怯えたファンド関連が買い上げるところを狙ってみるのも有りだと考えています。
また、97.00のストップオーダーを巻いた場合にも、材料無しには厳しい展開が想像されるため、ファンド関連のストップ刈りを意識した打ち込みであるならば、97.00割れは非常に旨いロングポイントになると想定しています。
[2013-10-3] 結局自分の行動に責任がある訳ですが、久しぶりに危ないくらいの眠れない日々が続いており、ついに軽い風邪を患ってしまいました(笑)。
目はクマだらけとなりながら、「這いつくばってでもマーケットにしがみついてやる」と言う意気込みで昨日もトレードをしていたのですが、想定した異常に触れたADP雇用統計でしたが(実際には想定したようにADPによる影響よりもマーケットのコンセンサスによる影響と分析)、その後の安値で厚めに買いを入れ、25~28ポイントの利益を出す事ができました(経済指標のデータ:ADP雇用統計の推移グラフへ)。
今のチャートを見ると97.77の高値到達している訳ですが、これは、トレード中のターゲットラインであった97.78とほぼ同値となっているのですが、その手前で利益を確定させたのはバーナンキ総裁の話があったからです(バーナンキ総裁から結局金融については言及無し)。
利益を確定させているのでマーケットに対して全く文句の付けるポイントは無いのですが、この事から現在のマーケットが「チャート理論に則した動きとなっている」と言うイメージを私に与えています。
さて、上は先日作成した私のドル円チャートですが、見事下値は97.5の買いオーダーを飲みこみストップ刈りが成立しました。
その後、私の見立てでは底値付近(97.3)辺りからのファンド勢のストップ刈りの売りが入り、97円に並ぶ輸入系のオーダーを引っかける前に諦めて上昇と言う、ファンド関連が本邦系からのフローをかなり意識した流れとなっています。
売りの入り方からすると、ADP発表後にモデル系の動きが少し見えていたこともあり、反転が近い事を示唆する流れでは有ったのですが、その後の伸びについては先に紹介したように「バーナンキ総裁の演説」に対する怖さから逃げる事になりました。
また、日本時間のフローに関しては、ここまでマーケットが伸びた理由として、本邦年金基金の動きと本邦輸入系からの買い上げが目立ちました。
こう言った本邦系からのオーダーの特徴として、ファンド勢からの動きとは違い一定数の資金を集める(消費する)ためのフローになるため、断続的且つ短時間にオーダーが成立するため、本日のような上げが発生する事になりました。
この動きにより、97.5以下までの売り込みは年金ラインと意識される事になり、さらに警戒エリアとなるため、材料無しでの下押しと言う展開が起こる場合には買いポイントとして意識しておくのもこれからマーケットに付いて行くための鉄則となってくるかと考えています。
次に、米債務上限・予算案問題について、現在の流れは思わしく無く、今週中の解決は難しいのが現状となってきており、S&Pの発表を見てみても複雑さが増している事が分かります。
そのため、やはり上値は抑えられる事が想定されるため、新規にポジションを建てる場合には97.5以下で無いケースでは売りが目先の入り方となってくるように考えています。
さらに、先日まで「状況がおかしかった(納得ができていなかった)」、金相場に関しても、要約、マーケットの意図が納得できる上昇路線へ急反発を見せる事になった事から、基本的に米QE削減は先送りされるとの見方がコンセンサスへと変わってきたように考えています。
流れ的には米の予算案等の問題により、QE削減は来年に持越しになる事が考えられるので、次期総裁問題についても気になるところとなりそうです。
個人的には、「もしかするとバーナンキ総裁の続投もあるのでは?」と思い始めているのですが、これは私の妄想としてとっておきたいと思います。