イギリス好調月曜日相場

 [2013-10-21] 今週もいつものようにマーケットがオープンしましたが、私は少し風邪気味な上に、先日の疲れが全く抜けきっておらず、朝からのトレードは見送りする事にしました。

 微熱程度なので、もちろんパソコンにしがみついている訳ですが、「トレーダーは風邪薬を飲んではいけない」と言うマイルールにしばられているため、「何時風邪が治るのか?」と言う日々の運動不足に弱りきっている免疫力に反省しております。

 本日のマーケットの話題に入る前に、「トレーダーは風邪薬を飲んではいけない」と言うマイルールについて少し紹介しておきますと、私、「ピリン系」の薬に非常に弱い傾向がありまして、どうしても風邪薬を飲んでしまうと眠気に襲われてしまうんです。

 お医者さんに、トレーディングをする必要があるから、「眠くならない薬にして欲しい」と頼んで薬を出してもらっても、なぜか眠くなってしまったり、眠気を誘発する薬が入っていなくても、頭の回転が極端に落ちるケースも多々あります(気持ちの持ちようかも知れませんが・・)。

 そんな中、過去に1度だけですが風邪薬服用後に、「ポジションを取ってストップ値無しに寝てしまう」と言う事をやってしまった事がありまして(涙)、それは熱のせいだったのかも知れませんが、それ以来、頭がボーっとする状況を極端に嫌いトレード中に薬の服用は避けるようにしています。

 「その寝てしまった時どうなったか?」は御想像にお任せしますが、正直、3日間はお金に追いかけられる悪夢にうなされ目が覚めるほど負けたとだけお伝えしておこうと思います(笑)。

ドル円2013年10月20日チャート4時間足

 さて、上は先日私が作成しておったドル円チャート(4時間足)ですが、今朝の窓開けが上窓となり(少しですが)、それも、ほぼ埋めたと言うことで特に意識することの無い状況にはなっています。

 その後、高値追いの動きとなり98.00のストップをカットして、98.10を基準に打ち込まれる形となり、マーケット全体としては98.20に置いてある少し大き目のストップを意識しやすい形で現在推移しています。

 個人的に、先日のマーケットの見立てでは、「底堅いものの高値を追う傾向にはならないのでは?」と言う感覚でおりましたので、「レンジ」と言う意味では、まだ週末のマーケット観については大外しと言ったところでは無いようです。

 このようなマーケット動向になっている裏で、個人的に本日発表されたイギリスの住宅系の指標に注目してみておったのですが、ライトムーブ住宅価格が前月比で+2.8%と言う非常に強い結果となっていました。

 この数値なのですが、都市別に見てみるとロンドンでは+10.2%となるなどバブルをイメージさせる動きが出ています。

 アナリストによりますと、これは「ロンドンの住宅が値崩れしない安全資産だと投資家が考えているからだ」と言う話ですが、それにしても“ただでさえ高い”ロンドン住宅市場がここまでの上昇を見せるとすると、やはり市場からは利上げの話が出てくるのは間違いないところでしょう。

 そう考えるならば、インフレとデフレが共存しているイギリスにとって、非常に困難な決断を迫る日が近づいている事を意味しているように思います。

 特にノックアウト式のフォワードガイダンスを出しているだけに、

 「MPCの見通しにおいて18~24ヶ月先のCPIインフレーションが2%の政策目標を0.5%以上上回る可能性が高くなった時」、「中期的インフレ期待が十分に抑制されなくなった時」、「金融政策スタンスが金融安定化に著しい脅威を与えると金融安定委員会が判断した時」とありますので、インフレのターゲットが今後さらに話題に上ってくる事になりそうです。

 また、ドル円に関して言えば、住宅市場の過熱はアメリカでも同等の状況が起きており、水面下では私が直接役所に問い合わせた話によると日本でも2倍ほどの住宅需要の活性化が起こっているようです。

 来年の話題は住宅市場とインフレになってくる事が、だんだんと明確に見えるようになってきているのではないでしょうか?

ドル円4時間足のチャート

 さて、後半はいつものようにドル円チャートについてですが、マーケットが動き始めているので、チャートだけ簡単に掲載させて頂きたいと思います。

ドル円2013年10月21日チャート4時間足

 基本的に、考え方はレンジ相場ですが、チャート的にもレンジ相場を意識した動きを見せているようです。

 下値で近辺では本日は本邦系のフローが出ていますので、日本時間から欧州時間にかけては強気で推移している現在の状況となっています。

 しかしながら、98.5にかけては売りオーダーが散見されているため、やはり上値は重く、98.2のストップ刈り後、もしくは98.5のストップ刈り後は、やはり短期的にも反発が起こる可能性があるため、上げてくるならばその辺りで叩き込んでみたいと考えています。