米国債・株の動きが基本に
ドル円4時間足のチャート
ドル円の4時間足チャートです。
特にチャート上どうのこうのと言うよりは、セリクラ(セリングクライマックス待ち)と言った様相になりつつあるのですが、セリクラが起こるのであれば、93円台辺りまでの大幅な瞬間的な下降を想定したいところだと思っています。
一方で、落ちれば落ちるだけ本邦輸入系は買いを入れたいところと言えるので、このようなオーダーをどれほど消化していくのか?がポイントとなってきそうな思いでみています。
結局、週末と言う事も有りますし、材料待ちで一気に畳み掛けてくるファンドお得意のマーケットとなっているのは間違い無いように思っています。
[2013-10-4] 人の出会いと言うのは不思議なところから生まれるもので(笑)、マーケットの話に入る前に少しだけ先日の出来事を書かせて頂きたいと思います。
私が、兼業トレーダーになる事はこの場で既に紹介してあるかと思うのですが、その下準備のために出かけておりますと、以前に1度だけ話した事のある方と“ひょんな”ことから再び再開を致しまして話し込んでおりました。
すると、何と、その方は名前は言えませんが、世界で活躍されているような作曲家であり(笑)、ニュースなどでも登場してくるような方で(笑)、思わず「何で、こんな有名な人がこんな糞田舎にいるの(笑)?」とツッコミを入れてしまいました。
思わぬ人物に、思わぬ驚きは、マーケットで言うところのサプライズ相場と言ったところとなった訳ですが、連絡先を交換し、私の起業にも手を貸して頂けるとの事で、「人の出会いと言うのは思わぬところに転がっているのだな」と再度痛感しておりました。
人の出会いと言う話となりますと、出会ってくれないのが米民主党と共和党ですが、この両党が繰り広げる茶番劇に「世界が迷惑する」と言う状況がいつまで続くのか?
それでは、現在のマーケットについて追いかけてみたいと思います。
まず、上は私が先日公開しておったチャートですが、何と97円を割り込み先日のブログ「ドル円フロー主体の相場に」でも紹介しておりましたが、「かなり旨いロングが仕込める」ポイントまで下落を見せました。
もちろん、迷わず飛び込んだのですが、下げ材料が「米国の指標悪化」だけなら良かったのですが、加えて「米雇用統計発表延期」と言う材料であっただけに、どうしても大きくポジションを持つことはできずに、96.94にて少々のロングを仕込むことになりました。
これについては、先日の年金砲と本邦輸入からの買い上げが本日が五十日のスポット日と言う事もあり、入りやすかったのですが、「もう一段下まで来ると、ちょうど良いタイミングになりそうだ」と言う事から躊躇した事が失敗材料だったと言えるでしょう。
マーケット的には、もう一段の下降を見せようとしていたのですが、そこに、米民主党のリード上院院内総務「無条件の暫定予算案は下院を通過できるだろう」との発言が入った事による動きであったため、まぁ、さすがに飛び道具的な動きには付いていけずに「指を咥えていた」と言う状況です。
さて、先日のマーケットはユーロドルは完全に「我が道を行く」と言う状況でしたが、株式相場が下落、米国債利回りの低下、と言うリスクオフの流れとなった訳ですが、ちょうどドル円が97円割れを見せた時に、ダウ平均がマイナス200ドル程度(1万5000ドル割れ)、米10年国債利回りは2.6%割れと言う、テクニカルポイントと重なっていた事も有り、入りやすいポイントであったとも言えます。
また、株式相場からは催促相場の様子が見えてきた訳ですが、その理由としてオバマ大統領が「デフォルトについてウォール街は懸念すべき」と言う、共和党を焦らせようとオバマ大統領がマーケットに催促相場を促していた事も強い影響を持っているように考えます。
今後の流れとしては、週末に審議採決が行われるとの見方が出ていますが、ポジションは基本的に持ち合い状況となる事が想定され週末持越しは個人的にやらない事もあり、「恐らく上跳ねをするだろう」と言う気はしておりますが、それは戦略では無い事から見送りたいと考えています。
特に、本日のような展開のマーケットは、間違いを探す事をベースに考えているので、今回のようなケースですと私は“かなり”苦手通貨としているユーロドルが、マーケットを納得させるような下落を見せるのかな?と言う思いでおります。
気になるポイントとしては、最近スイスフランが再び円に対して連動する動きを見せ始めており、これはスイスフランにとっては再び攻勢を掛けられるピンチになる可能性の拡大を意味しています。
米国のこう言った状況に便乗して、ユーロスイスフランの底抜け等を狙った動きが出てくる可能性を頭に入れておきたいと考えています。