今週のドル円相場は?

 [2013-10-20] 本日は、両親から私用を頼み込まれてしまい、折角のマーケット休みだと言うのに既にぐったりしてしまっており、いつもよりかなりブログの更新が遅くなってしまいました。

 しかしながら、「来週のマーケットについては考えておかなければいけない」と言う事で、本日もブログ更新をしておきたいと思います。

ドル円2013年10月17日チャート4時間足

 さて、上は先週金曜日に私が作成していたチャートですが、先週の時点でショーターのターゲットが97円の浅いところにあった事を、まず頭に入れておきたいと思います。

 97円台前半となりますと、やはり国内需要が出てくるようになり、「96円に入ると大玉のリアルマネーが動く」との話が出ていることから、「ドル円はかなり底堅い」と言う事をイメージしてトレードを組み立てて行く必要がある事が考えられます。

 今週は、延期されていた米雇用統計の発表が火曜日に行われる事から、正直な話、火曜日はかなり神経質なマーケットになってくるかと思うのですが、これからFRBがデータ重視へと変わってくることから考えても、「注目度はかなり高くなる」と考えておく必要があると思っています(FRBがデータ重視になる理由については先日のブログを参照ください:バーナンキとイエレン違い)。

 また、通常であれば、月半ばと言う事で月曜日はゆっくりとでき、週末に向けて動きを活性化させるのが週半ばの流れとなってくる訳ですが、火曜日に大きな動きが想定される事で、月末需要に対する動きは比較的穏やかになってくる可能性がありますが、雇用統計が作り出す流れが継続する可能性(特に失業率)を意識しておきたいと考えています。

 最後に、こう言った考え方が全て外れて、雇用統計を無視するような動きになった場合には、今回の統計データには米債務上限引き上げ・予算案の決定が遅れた事による経済損失について、「データとして含まれていない」と言う考えでマーケットが振れる事もあるかと思います。

 その場合には、やはり上に触れたケースで高値叩きをするパターンが主軸になってくるとは思うのですが、やはりフローに対して底堅く推移する事から、結局「抜けきれず」と言うレンジ相場を想定して動いていく事になりそうです。

 ギリシャがIMF・EUと、再び折り合いが付きにくくなっている話も出始めていますが、この話題が表に出始めるのであれば狙いはやはりドル円の売りになってくる事も頭の片隅に置いて置きたいと思います。

ドル円4時間足のチャート

 さて、後半はドル円4時間足チャートを簡単に紹介しておきたいと思います。

ドル円2013年10月20日チャート4時間足

 先に紹介していた内容をそのままチャートに記載しただけのものとなりますが、こうしてチャートにラインを入れてみると、やはり底堅さを意識したトレードを心掛けていきたくなるチャートではあります。

 しかしながら、チャート的には97円カットを目指したい形状になっている事から、97円割れではしっかりと買いで粘ってみる事が本筋として考えてみたいと思います。

 ファンダメンタルズ材料にもよりますが、例えば、QE削減後退による打ち込みの場合には、モデル系ファンドの等の仕掛けが入りやすいところでもあるので、米国債利回りが2.5%を簡単には下抜けしない事を想定しておき、ロングで入る事をメインシナリオとして考えています。

 それでは、明日からマーケットが始まりますが、今週も張り切って参りましょう。