FXブログの読み方とドル

 [2013-10-24] 元々は、友人のために始めたこのFXブログも、450日ほどの更新日になってきており(笑)、三日坊主の私が良くここまで連続して書き続けてこれた事に少々驚きを隠しきれないでおります(笑)。

 これまで、マーケットについて色々と書いてきましたが、気が付けば友人のためでは無く自分のために書いている事に気付き、トレードについて反省したり、書き込む内容に間違いが有ってはいけない事から、さらに深く調べるようになったりと、毎日の更新は正直大変ではあるのですが、それがプラスに働いている部分を大きく感じております。

 特に、このブログ内で書かれている内容は、“かなり”FXが好きな方で、テクニカル面では無くファンダメンタルズ分析やニュースに興味をお持ちの方のみにしか理解する事ができず、読んでいても退屈なものになっている事も理解しています。

 1人1人にマーケット観が有り、その分析手法や物事に対する考え方が違う中で、こうやって、ブログの大部分が文字でできているようなブログに足を運んでくださっている方に大きな感謝の意思を示したいと思います。

 自分の考えを一方的に書きなぐっているにも関わらず、大変恐縮しております。

 なぜ、本日のブログがこう言う書き出しになっているかと申しますと、また1通メールを頂いたのですが、その方が「私のブログを自分の考えと誤差を見るために使っている(要約)」と表現されていたためです。

 私は頑固者なので、アナリストの見解やニュースに対する考え方、さらにマーケットが動いた理由についての記事は読みますが、「自分の考えのノイズとなる」と判断するようなブログ等の記事を読む事は、ほとんどありません(自分が書いた物を読んで頂いているのに大変失礼なのは百も承知です(汗))。

 それは、「この人、自分と同じような認識だな」と思える事が余り多いとは言えず、それは大手メディアであるブルームバーグやロイターのアナリストさんのマーケット解説においても疑問視しながら読んでいる事が多くあります(大変失礼な奴なんです・・)。

 そのような私の考え方に、「考えの誤差を見るために読んでいる」と言う意見に感銘を受けまして(笑)、「そっか・・、このような(個人のマーケット観中心の)ブログでも、そう言う使い方をすると知識の幅が深まるな・・」と思ってしまった訳です(笑)。

 基本的にFXブログで探してみても、テクニカル分析やエントリーとイクジットに関するものが主流で、ニュースについて書かれているものでも、そのニュースを紹介するだけで、そのニュースが与える影響について(個人的な観測でも良い)を書いている人は少ないように感じていました。

 そう言った事も有り、ブログを敬遠してきていた自分を恥ずかしく思い、これから少しずつでは有りますが、他の方のブログも読んで見て、個人的に気に入ったものが有れば紹介や記事の引用などをしてみたいと思います。

 と、いつも以上に冒頭の文章が長くなってしまいましたが、まずは昨日のチャートを見ながらマーケットについて振り返ってみたいと思います。

ドル円2013年10月23日チャート4時間足

 昨日の値動きについては、ほとんど先日の思惑通りと言う展開になっており、チャートも97.20をショーターのターゲットラインとしておったところ、97.15と言うずばりの展開で、迷う事無くロングを打ちこむ事ができました。

 と言うのも、私がこれまで口を酸っぱくして言っている米国債利回りとドル円のギャップについてなのですが、2.5%を割り込んだ水準にて推移している米国債に対して、今度はドル円では無く米国債が急速に行き過ぎなのでは?と言う見通しを立て始めているためです。

 このギャップを埋める動きがドル円相場に入るのであれば、ターゲットは95円付近までを考える事になるのですが、「96円台に置かれている大量のドル買いオーダーを消化できるほど円需要があるのだろうか?」と言う疑問を自分へと投げかけた場合、高値での本邦輸出系の売り需要はあれど、96円のフローを消化させるのはファンド関連からのフローがメインになるため、さすがに厳しいと・・。

 そう考えるのであれば、マーケットが修正を加えるのはドル円では無く米国債のほうでは無いか?と言う1つの考えがメインシナリオとして組み立てられる事になります。

 そこで、96円台を突入を前に買いに向かっている訳ですが、先日も少し紹介していますが、ここから先の動きはモデル系ファンドの売りには要警戒域になるように考えています。

 モデル系ファンドの特徴として短期的に集中して“売り”や“買い”オーダーを入れてくるため、突如として大陽線が大きな上髭で引けたり、小さなローソクが大陰線になったりする事もあります。

 さらに、変わり身も早く、これまで売り一辺倒の様相で有ったにも関わらず、底値近辺に近づくと一気にポジションを反転させるパターンも良くある事です。

 例えば、本日の97.16付近まで打ち込まれた動きですが、これは日本の仲値に合わせてガッツリやってきた可能性もあるので注意が必要です(ユーロ絡みに本邦系の輸出からの売りオーダーが入ったのも事実)。

 つまり、97.02や03まで落として反転するのかな?と思いきや、96.98まで落としての反転と言った、個人投資家を悩ませるようなマーケットになる事も考えられるので、特に私のように狭目のストップで戦われる方は、イライラするような展開になる事も想定されます。

 ただし、本質は「ドル円は底堅い」と言う流れの元で、ロンガーのストップを誘発させることがファンドの狙いとなるので、これより下に落ちる場合においては、「ストップを巻いた」と確信した時ほどロングチャンスは無いように考えて戦ってみようと考えています。

 ちなみに先日から既にロングは仕込み済みとなっていますが、そのストップが刈られても再度エントリーを入れる事を考えています。

ドル円4時間足のチャート

 さて、後半戦はいつものようにドル円の4時間足チャートに色々と私が書き込んだものです。

ドル円2013年10月24日チャート4時間足

 上のチャートを見て頂けると分かるように、既にドル円はショーターが目標とすべきラインを達成している事が分かります。

 つまり、これより先が、本日上で語っているモデル系ファンドの動きと、ドル円の底堅さ、さらに米国債利回りとのギャップ、それに輸出系からの売りフローがポイントとなってきます。

 底堅く推移する事は、高い確率で有るため、ファンドの反転も起こりやすい事から、底値では比較的買いやすく、上値では輸出の売りラインである98.10辺りまでを想定しておくことで、レンジの上下を意識した取引になりやすいチャートになっているように考えます。

 また、底値割れを起こすような状況(96.8フローの飲みこみ時)においても、96.5辺りが目途となり、さらにはファンダメンタルズ的に大きなマーケットを揺さぶる材料が出る必要があるように考えています。