米ADP・GDP・FOMCに怯える

 [2013-7-31] まず先日のマーケットに対する反省から本日のFXブログを更新していきたいと思うのですが、以下が昨日に私が作成したドル円のチャートです。

ドル円2013年7月30日チャート4時間足

 ターゲットラインとして98.6辺りのストップを刈り取る事を想定していたのですが、案の定テクニカルラインを直後の4時間で下抜けしてしまい、一転弱気相場へと推移を見せました。

 このようなマーケットの動きは、所謂“だまし”と言われるところで、私としては、“まんまと騙された”と言ったところになりました。

 しかしながら、弱気相場に転じたところで、98円下抜けに向けてショートを少しですが持つことができ、微益ですが時間的損失は何とか避ける事ができており、先日握っているドル円ロングポジションも底抜けが無かったためにホールド状態となっているため、まだ損切りは行われていない状況となっています。

 さて、次に本日のマーケットについてですが、もう「米ADP・GDP・FOMC」が立て続けに起きるため、眠っている暇は一切無いような相場がNYタイム辺りから始まります。

 逆に言うと、ADPの結果を受けて動いたマーケットと言うのは、GDPを考えて全戻しとなる可能性が高くなるでしょうし、GDPで動いた結果と言うのはFOMCまでの布石となる事も考えられます。

 反対に、少々インパクトに欠けるような数値が出てしまった場合には、FOMCまで方向舵が取れず“全く動かない”と言うケースも考えられるので、非常に緊迫したマーケットを本日は感じる事になりそうです。

 こう言った重要指標が連発すると言うのは、1年を通しても数少ない事で、特に、今回のGDPは新基準が採用されている事も有り、その数値に対してマーケットの反応が1つの注目ポイントとなります。

 マイナス結果が出たからと言って、それを鵜呑みにするべきなのか?と言うと、少し考えものと言う事にもなるでしょうし、逆に非常に良い数値が出たからと言って、それも鵜呑みにする事もできそうにも有りません。

 そう言ったウヤムヤな感覚のまま、FOMCに突入していくと言うのは想像しやすい事なのですが、FOMCでハト派な展開が出た場合に、ドル円が打ち込まれるのか?と言うとその辺りも虚偽の気持ちを持ちながらのトレードをする事になりそうです。

 しかしながら、私、個人的な感想となるのですが、「本日のFOMCは基本的にインパクトに欠ける物になるだろう」と言う見方をしています。

 それは、現在、FRBが動けば、前回のように株価に大きな影響を与える事は既に経験済みなので、一気にタカ派と言う意見が中々出しにくい状況となっているためです。

 しかし、将来的には量的緩和の縮小は必ず必要となってくるので、9月がその一定の目途だと言われている中で、極端なハト派の見解が出てしまえば、実際に縮小決定となった場合のリスクが非常に大きなものになるのは間違いありません。

 そこで、手だてが無いので、少しタカ派、少しハト派と言う微妙なニュアンスを用いる事になると思うのですが、その際、円が買われる展開となるのか?と考えた場合、少し違うのかな・・と言う感想を持っています。

 そこで下押しが起きた場合には、97.5にある大量のドル買い注文をカットさせる手前から買いに入り、ストップカットで、一度撤退、さらにその後下押しした場合には、そこでもロング、下押しが無かったなら反転を見てロング、と少し余裕を持ったトレードで、長めのトレードを意識したやり方をとってみたいと考えています。

ドル円の4時間足チャート

 さて、後半はいつものようにドル円の4時間足チャートとなります。

ドル円2013年7月31日チャート4時間足

 本日は、指標でどうにでもなる形なので、とりあえずフローなどを書き入れてみました。

 特にポイントは有りませんが、先日のターゲットラインがテクニカルポイントを下押しした事を受け消失、さらにフェイクブレイクをしたポイントは、今度はネックラインとなる可能性が出てきているように考えています。