EA制作のアイデアになる?

 [2013-7-18] 本日は、EA制作者の方にとってアイデアになるかも知れない話、最近私がブログ内で書いているヘッジトレードの話について少し書いてみたいと思います。

 最近のマーケットに対して私のトレードは「嵌っていない」と言うのが本音で、どちらかと言うと後手後手に回っている印象を自分自身でも受けています。

 その理由として、最大の要因は「マーケットを読めていない」と言う事に尽きるのですが、全体的なトレードで見ると、意外な事に利益は乗ってきています。

 それは、「ヘッジトレード」と言う形でマーケットと対話しているからなのですが、このヘッジトレードと言う手法は、一般的なトレーダーの間では「両建て」と考える方もいて、どちらかと言うと忌み嫌われる存在なのかも知れません。

 しかし、私の経験からすると、両建てだと考えなければ、それはそれで1つの手法として確立するのでは?と考えています。

 私のヘッジトレードと言うのは、例えば、3つのポジションを持つ場合を考えると、1回目は、自分のマーケット分析に従って、ストップとリミットを設定して、普通にトレードを行います。

 そのポジションは基本的には、半分利食いのいつものパターンでリミット消化ごとにポジションが無くなっていくのですが、例えば、第一リミットポイントだけ消化して反転を掛けてきた場合には、その残りのポジションは中途半端なところで腐ってしまいます。

 例として挙げるのなら、90円でロングポジションを持ち95円で半分利食い、そして残りを100円のリミットを想定していたにも関わらず98円の高値を付けて、94円辺りまで戻ってくるケースです。

 こう言った場合に、一度ポジション整理をする事もあるのですが、例えば、90円から100円辺りまでの値幅を想定したトレードとなりますと、それなりに時間は掛かって当然で、中期マーケットを意識したトレードとなってきます。

 そう言った場合に、短期でショートを掴めるチャンスと言うのは山のようにあるため、先の例で言うと、96円辺りで新たにリミットとストップを想定したショートを打ち込みヘッジとして構える訳です。

 ただし、このショートを打ち込む理由は、先に持ったロングとは全く違う観点からのマーケット分析に基づいて行われる必要が有り、時には、96円でロングと言う事も有り得ます。

 つまりは、EAで言うところの全く違ったアルゴリズムでポジション取りをしていく事になります。

 そして、第3のポジションと言うのは、その後ヘッジを半分利食いした後で、また新しい考えの元で持って行くわけです。

 この考えをEAに応用すると、全く異なった時間軸を意識したアルゴリズムを複数用意して、その複数のアルゴリズムが得意としているマーケットを、短期・中期・長期、さらに、荒い相場、緩い相場と言う風に5台ほど稼働させ、全てが異なったトレードを行わせます。

 そうする事で、全てのアルゴリズムがそれなりのPFを持ったものであれば、大損をする事も少ないでしょうし、自動的にヘッジとして稼働する事が想定されます。

 私の知人が、このようなアルゴリズムの理論を取り入れてEAを作っているのですが、今年に入りそれなりの稼ぎが出ているとのことです(基本的にヘッジとして稼働するそうで、益の伸びは小さいが、ドローダウンの小ささは凄いとの事です)。

 注意としては、やはり全く別の角度からの考えを持ったアルゴリズムを用意する必要があるため、その辺りの開発が完了するまでは時間が必要だと言っていました。

 また、これを私は人力で行っていますが、その場合には、最初のポジションを持った時点で、自分の考えがブレルようならば、全部撤退が鉄則だと考えています。

ドル円の4時間足チャート

 後半戦はいつものようにドル円の4時間足チャートになりますが、マーケットは、100円を突破して輸入売りラインの100.3に近づいています。

ドル円2013年7月18日チャート4時間足

 さて、現在高値追いの展開となっていますが、とりあえず2時までにショートを一発打ち込む予定なので、話はここまでにしてブログは終了したいと思います。