FRB次期総裁はイエレンか?

 [2013-7-26] 今週のマーケットも今日で終わりになり、正直なところ寝不足で今朝方ショートの利食いを入れて途転ロングを入れていたのですが、そのままパソコンの前で爆睡してしまい、約定アラームで、11時過ぎに目が覚めると、もう何が何なのか意味不明になり、右手を下にして寝てしまっていたのが、右手も動きませんでした(笑)。

 もちろん約定アラームの中身はストップを持っていかれたと言う悲しいお知らせであったのですが、本日も正確な時間は分かりませんがだいたい5時間睡眠?となり、明日はもうベッドから起き上がれる事はないでしょう(笑)。

 さて、マーケットについてですが、昨夜、「WSJの花形部門FEDウォッチャー(FRBを専門に担当)であるジョン・ヒルゼンラス記者は「FRBは来週のFOMCで850億ドルの債券購入プログラムを維持する方向」との見解を示した。」と言うニュースを受けて、ドル円は打ち込まれました。

 しかしながら、その前には輸出企業が散発的に売りを入れていた事と、最終的には米系のファンドがストップ刈りを行ったと言うところがメインで、下値では輸入系企業が買いを入れていますが、全体として個人投資家のストップを巻いての下落と言うところでしょう。

 今回、マーケットが反応したFRBの金融緩和据え置きになるのでは?と言うニュースについてですが、これは、私でも(笑)想定できる内容であるのですが、実際は、その中身についてどれほどタカ派な意見が盛り込まれるか?と言ったところでしょう。

 今回のFOMCでは、会見が予定されていませんが、恐らく地区連銀総裁から口先介入と言わんばかりに発表前後には上下のバイアスをかける内容を話してくる事は間違いない事かと思われます。

 そのため、現在のマーケットの動きは悪魔でストップの刈り取りに焦点が入れられており、今回のWSJのニュースでマーケットが動いてしまうと言う事はFRBにとっては余り“宜しく無い”展開なのかも知れません(FOMCで大反転の危険があるため)。

 また、バーナンキ総裁と言う、圧倒的な頭脳を持つ金融のスペシャリストの後任として、イエレン副総裁の名前が強くメディアからとりあげられています。

 彼女は、バーナンキ総裁の片腕として、NY連銀のダドリー総裁と共に、アメリカの金融緩和を強く推し進めてきた人物になるのですが、私、個人的な意見では彼女では現在のアメリカの金融緩和からの脱却と言う難しい状況下におかれるであろう、アメリカの金融市場を引っ張って行けるのか?と言うと疑問点が残ります。

 完全に個人的な意見では、後2年バーナンキ総裁が任期継続して、利上げの第一歩までこぎつけた上で、イエレン総裁ならば、“かなり安定する”と考えるのですが、どうやらそうもいかないようです。

 バーナンキ総裁は、親しい友人らに、“次の候補者として出ない”と話している事や、“今年のジャクソンホールの会合には参加しない”とするなど、もうFRBから一線を置こうとする構えが見えてしまっています。

 もし、続投が決定すれば、それだけでドル売り円買い状況になる事が想定できるのですが、イエレン副総裁が繰り上がりで総裁になった場合には、やはり、バーナンキ総裁と比較してドル買い材料となってしまう事を想定しています。

ドル円の4時間足チャート

 後半では、いつものようにドル円チャートの4時間足を使っていつものチャート落書きタイムになります。

ドル円2013年7月26日チャート4時間足

 さて、チャートは4時間で綺麗な三尊形成に入ったので、99.2辺りを確実にブレイクしてこない限りは、ターゲットは97.6までと言う事になります。

 97円台では、本邦輸入系からのまとまった買いが想定されるので、その水準と言う意味でもマッチしていると言えるかと思います。

 また、本日は週末となる事からマーケットは手仕舞いとなるため、一旦下抜けたところでは反発を狙った買いを入れてみて、短期的に20ポイントほどの利益を狙ってみる予定をしています。

 それでは、本日がんばれば明日はゆっくりとできます!!張り切ってまりましょう!!