ロング相場が苦手な理由

 [2013-7-3] 御存じの通り、私は昨日もショートを打ち込んでおったのですが、あえなく玉砕と言う形でその後、100円ブレイクまで2回の負けトレードとなりました。

 100円ブレイクを期にロングへと切り替えたのですが、個人的にロングと言うのは非常に苦手で、どうしても“待ちきれない”と言う意識が有ります。

 その理由として、御存じの通りロングは“シツコイ”からです(笑)。

 押し目を作るようなマーケット展開において、ロングで入るのは好きなのですが、“押し目”とハッキリ示してくれないようなポイントでのロングが非常に苦手で、昨日のように100円と言った明確なラインブレイクを期にツッコミ気味で買っていく事に抵抗が有ります。

 ロングが苦手な最大の理由として挙げられるのが、マーケットのジリジリ感です。

 ジリジリ、トップを食いつぶした後で、大き目のショートカバーが入り、その後また上髭を食いに行く形で伸びていきます。

 頭では理解しているのですが、ロングを持った状態で有っても、そのショートカバーを狙ったショートを建てに行き、スキャルピング的に利を狙うのが私のロングトレード時の戦法となっています。

 つまり、“イラチ”なんでしょうね?

 今のマーケットを見ていると完全にファンダメンタルズ要因よりも、テクニカル系(日足中心)のイメージがピッタリくるマーケット展開となっているので、それに従うのが筋かと思うのですが、どうしても近い内にまた崩れるのでは?と言う見方が捨てられないでいます。

 先日、知人から日本株が崩れるかもよ?と言う話は杞憂に終わっておりますが、現在のところは1万4000円を抜けると重い展開となり、それはそのままドル円の重しへと変わっていくこととなりそうです。

 さて、話を海外へと向けてみると、エジプトの混乱にやはり原油相場の上昇、しかし、オーストラリアは緩和余地有りとの声明を受けての下落となっています。

 こう言った辺り、少しマーケット展開が少し複雑化しているように個人的には解釈しています。

 また、やはり欧州からは少し腐敗臭がし始めている事、イタリアしかり、ポルトガルしかり、政治の混乱がマーケットへと及ぼす影響は決して小さく無いように考えています。

 ただ、ユーロに関しては、マイナス金利導入に向けたマーケットからの期待が有るので、実際にはマイナス金利導入は有ったとしてもまだ先の話となりそうなので、明日のドラギさんの発言をじっくり見極めていきながら、その対応が行われるのかどうか?を感じていく必要がありそうです。

ドル円4時間足のチャート

 さて、後半戦は、ドル円の4時間足チャートで締めくくりたいと思います。

ドル円2013年7月3日チャート4時間足

 特に本日もチャートについて語る事は無いのですが、基本的に強い上昇トレンドが発生中と言ったところでしょうか?

 100を抜けた事で、日本の投資信託や輸出業者などの売りが出ていたようで、今日の午前中の下げは日本株の振るわない展開に乗じて、信託系が売りを出したとの話を聞いています。

 4時間足レベルを見ると、陰線を付けた事で、一旦のポジション調整が行われやすい局面となっていますが、100円付近では底堅く推移してくる可能性が有るので、押し目買い勢力の強さを見ながらロングが主流となりそうです。

 100円を割り込んだレベルにはまだトレンドラインが無い事からも、仕掛け的な売りも入り辛いので、短期的な動きを中心としたロングポイントを見つけてみたいと考えています。