明日の相場が怖いから今日

 [2013-7-30] さて、いよいよ明日に迫った大相場の予感をさせる日ですが、今日は十二分に睡眠を取って、明日は恐らく22時間は起きていないといけない日になりそうです。

 それもFOMCと米GDP、さらに今週末の金曜日が8月となる事からADP雇用統計まで予定されていると言う、もう寝たら簡単に終われると言う1日になります。

 こう言った日には、決まって前日に大き目のポジション調整が切っ掛けで動き始め、その後、それに乗って売買を行う人が出てきて、そしてNY終わりまでにはそのポジションを決済に走る為、最初の方向と反対方向へと少し動かして、その後は動かなくなる。

 と言う、非常に多くの大型指標発表前や重要な局面で見られるマーケットの推移なのですが、現在ドル円は上昇基調になっており(上手く乗れてますね)、とりあえずは先日紹介していたマクロラインを突破しての買いが強い状況になっています。(以下が昨日のドル円4時間足チャートです。)

ドル円2013年7月29日チャート4時間足

 結局のところ大きなマーケットの材料が今まで出てきていない事もあり、蓋を開けてみれば4時間足のチャート通りの展開となっているのですが、これがこの先も続くのか?と言うとFOMC次第、さらには週末の雇用統計次第なので何とも言えないのが基本です。

 正直なところ、今回のFOMCで若干成長に陰りを見せ始めている製造業関係について、今後の見通しを変更してくるのか?は微妙なところですが、恐らくは9月に引締め開始(正確には買い取り額の縮小)を目途としている事をこれまでにマーケットに散々アピールしている事を考えると、やはり念頭に残るのは「大きく舵をハト派的に変更する事は無いだろう」と言う考えです。

 つまりは、ロングを持っていたら安心と言う事になるかと思うのですが、その前に発表されるADPやGDPの結果まではさすがに分かりません。

 有るニュース誌では“GDPはマイナス結果になる”との話も出ているので、今回から新しくなったGDPに対する思惑として、判断がとても難しい事から、とりあえずマーケットの反応が出揃うまでは何もできなくなるのでは?と想定しています。

 そのため、昨日、今日で、今週分はしっかりと稼ぎ出しておく必要があるので、必死でやっているのですが、現在の動きを見る限りでは98.5の壁が重く、マクロの最後の壁と言う事と、明日に怯えてロングポジションの解消も出いている事が想定されます。

 上に伸びなければ叩きたいところでは有るのですが、やはり現在のとこは、98.2より上で推移しているので強気だと判断して、まだポジションはホールド体制で良いと判断して、ブログを書いている次第です。

ドル円の4時間足チャート

 さて、後半はいつものようにドル円の4時間足チャートに色々と作画してみたいと思いますが、現在の段階で友人からの情報を含めて余りフローについても入ってきていません。

 そこで、今日はとてもシンプルなものに見えるかも知れませんが、ご了承ください。

ドル円2013年7月30日チャート4時間足

 特にチャートについての解説は昨日と同じなのですが、違う点としては上ブレイクが起こっているので、下値では短期的なダブルボトム形状が意識される事になり、短期トレーダーにとってはターゲットは98.6~7辺りとなる事です。

 基本的に、98.5のストップを巻きとれ!!って事を示すチャートである事には変わりないのですが、マクロの売りが入っているので、その辺り、攻防は若干激しくなるかと思いますが、激しくなった分はポジション解消の動きが出る際に、比較的に大きく逆方向へと振れてくる事は留意しておきたい点だと考えています。