月曜窓と失敗と途転

 [2013-7-8] 先日のマーケット展望を引き続き継続して、日本時間の高値は売ってやろうと、101.46にて売りを入れたのですが、案の定、少し落ちたのを見て寝落ちしていると、約定アラームで再び目が覚めると言う気分の最悪なスタートを月曜日から切っています。

 ストップは101.51に入れていたところ、カッチリストップを刈られ、その後、101辺りまで押しが有り、私の40ポイントは何処だ!!っとなっている訳ですが、現在は再度売り参入にしておき、「短期的な打ち込みがあればラッキー」的な思いのまま、流れを引きずらないように入れています。

 ポジションの組み立ては、93.879のロングが基本として太く入っているのですが、これらのポジションは恐らくは高値抜きまで触る事ができないロングとなっているためヘッジの意味も籠っているのですが(110~120円辺りまで推移しても稼げるように)、欧州の一旦の不安材料を考えて、押したところが底になるイメージがあるため、現在はちょっとだけ売りと言う形になっています。

 高値に向けて軌道を取ると言うのは、ほぼ堅い考えではないか?と見ているアナリストが多く、中には120円に対する現実味の話を出している人も多くいるので、次なるショックに向けての体制だけ用意しておけばロングが旨かろうと言う流れになってきているように個人的に判断しています。

 不安材料で最大の問題は、やはり中国・欧州の問題となってきますが、中国がこけると、中国寄りにシフトを始めている韓国の株式にも大きく響いてくる事が考えられるので、連鎖を持ってフラッシュクラッシュのような流れがいつどこで起こるか分からない状況にあるのは確かだと思います。

 しかしながら、月曜日では有りますが、やはり欧州タイムからNYタイムに掛けてとなりますと、ロングで入りたい相場のように見えて仕方無いので、押してくる展開(押し目作り)の展開に推移する状況になりますと、反転を確認したならば直ぐにショートからロングへとシフトするようにしてみたいと思います。

 ショート相場の基本は、“利食いたいポイントのさらに奥が利食いポイント”を常に意識してやっているのですが、ロングへと途転する際には、それを意識しておくと下手に逆張りでの失敗も少なくなるように思います。

 また、他にもタイミングの測り方としてショートからの途転は、ショートを利食いはレートが揺れ幅が最大と見越せる場所(さらに最大に触れる場合も有り)、もしくは、一旦下げが収まり次の足で少し底値を刈り取って元気が無い時です。

 板を見ていますと、ストップを刈り取った事を確認してから入り、そのストップに対してマーケットが大きく揺れるならば、入ったポイントは底では無い可能性を見て、しばし待ち、安値更新寸前までくるならば、高い確率で安値ブレイクをしてきます。

 この時、板が小さいまま安値更新方向へと振れていると、急激な買戻しがくるケースが多いので、その板が小さく底値を探る形と言うのは買いで入って様子を見るのも私の常套手段となります。

 ロング相場からの反転を狙う場合は、全く違い、板が薄いのに高値を求める相場は、ストップ刈りを狙っているので、ショートのタイミングはストップを刈り取り走った後になります。

 このように、細かい値動きなどを追っておくと、「これは落ちるな!」や「これは上げるな」と思う時が生まれてくるので、自分なりにマーケットを感じながら経験を積んでいくと良いように考えています。

ドル円の4時間足チャート

 さて、後半ではいつものようにドル円の4時間足チャートを使ってマーケットを見てみたいと思います。

ドル円2013年7月7日チャート4時間足

 まず、週末のブログで書いていますが、日足・週足などを見る限り基本的には買い目線しか無い状況にあったため、やはり朝から上窓スタートと言う定番のパターンマーケットは開けています。

 そこに、101.5のオプションバリアによる抵抗が入り、少し足を掛けましたが破れずに落ちると言う流れがでています。

 知人の話では、「本邦系の輸出業者からのドル売りが見られた」と情報を頂きましたが、それも101円以上での輸出売りオーダーが先週末に並んでいた事を考えると、結構堅い話ではないか?と考えています。

 次に、底値辺りになりますと、100.8辺りには買いオーダーが先週から並び始めていると言う話を耳に挟んでいます。

 実需の買いが並んでいる場合には、それより手前で買いを入れるのがセオリーとなる訳ですが、押して来れば少し早めに買ってみようかな?と考えています。

 また、現在13:15分ですが、若干高値追いの勢いが弱まっている状況としては、4時間足レベルでの陰線を受けて、高値が重いようにチャート上見える理由も考えられます。

 テクニカル面で考えると4時辺りまでは上値は重めに推移してくる事が考えられ、少し大き目の陰線を付けるのであれば、8~12時、つまり欧州からNYタイムに変わる辺りが底になるのかな?と言う気をさせるチャートに見えています。

 もちろん、それまでに高値抜きをした場合には、ショートは手も足も出せない展開になる事もイメージさせるチャートであるので深追いは厳禁だと肝に銘じています。