やはり欧州発のニュース

 [2013-7-4] 昨日のトレードは、2度のエントリーでどちらも上手く乗れて、ボラティリティの大きさから利益も結構乗ったトレードができたのですが、そのどちらもテクニカル重視なものが嵌った形でした。

 何度もここで紹介しているのですが、私は後半で4時間足チャートでマーケットについて紹介していますが、メインとして使っているチャート(基本的にそれだけ)は、30分足となっています。

 その30分足で、「もしかすると三尊になるのかな?」と淡い思いだけを元にヘッドを作った後の下落を押し目と捕えてロング、その後、上値が重いと考えてショートに途転しました。

 そこに、ポルトガルからのニュースで急降下したマーケットを見ながら“ほくそ笑んでいた(笑)”のですが、昨日のような飛び道具的なニュースが効果的に動いたのは、やはり「バックでエジプト情勢が有ったから」と捕える事が肝心だと私は考えています。

 エジプトは軍事政権による選挙がこの先行われる事になりそうですが、政権安定までにはやはり時間が掛かると・・。それよりも観光収入メインの国が一体何をやっているんだ・・と言う思いは有りますが・・。

 さて、欧州へと話を戻しまして、ポルトガルの政治が荒廃し始めていますが、その一方でギリシャ支援の問題も水面下においてはキナ臭い物になるのでは?と言う思いを持っています。

 結構、ズケズケと自分の考えた事を言ってしまう、ダイセルブルーム・ユーログループ議長は、次回ギリシャ支援に対して「全額の支払いを目指す」としていますが、「まぁ、全額支払いは無理」と私は考えています。

 まずは、延長になって、その後、一部支払いと言った形になるのでは?と考えています。

 それらのニュースがドル円の頭を叩くのは間違いないのですが、こう言ったニュースは噂をメインとして先に動いてくるので、その辺りについては注意しておく必要があります。

 噂は必ず、マーケットが好転し始めている際に起こり、追加の誤報は、マーケットが混乱時(急降下時)に起こります。

 また、誤報に対しての反論が政府等から出て、噂や誤報を覆す姿勢が見られたならば、そこが底。

 その政府見解が怪しいものであるならば、もう一段下げ、と言う風に考えていると、結構反転ポイントが分かってしまったりするケースも多いので、ニュース等でマーケットを追いかけたい方は参考にしてみてください。

ドル円4時間足のチャート

 さて、本日はこれと言ってフロー情報は耳にしていないのですが、まずはチャートから。

ドル円2013年7月4日チャート4時間足

 先日、100円を下抜けた後、99.8には大型ショートが持ち込まれていると言うマーケットの噂が入っていましたが、それも玉は大分抜いたのかも知れませんね。

 余り、マーケットが強く無い動きを見せていたにも関わらず、100円を付けに行った様子を見る限りでは、大きなオーダーが入ったと言う風には私には見えていません。

 また、トレンドラインの戦いが現在繰り広げられていますが、日足レベルのチャートでは、頭は抑えられて、昨日の下値を抜き取る動きが基本となってくるように考えています。

 本日のドラギ氏の動きでドル円が揺れる可能性を示唆しているのでしょうか?

 まぁ、本日は、どちらかと言うとドラギ氏がタカ派に出すと考えられる流れに有ったようにも考えていたのですが、ポルトガル情勢が入りこんでしまい、やはり前回と変わらずにハト派傾向を持つ必要が生まれたように考えられます。

 会見をじっくり聞いてから、その後のマーケットを見ながら、ドル円ショートの気持ちで、100円を超えて伸びるなら、ショートを全部手仕舞いと言う簡単な方法で今日はやろうかと考えています。